美容師なのに人事部長?
皆さんはじめまして、カケタの倉田晋吾といいます。
カケタでは主に美容業界のHRに関わる事業を展開しています。
タイトルにもあるように私は美容師をしながら社内で【人事部】として、主に求人や採用の活動を行っています。
『マノ経営大学』では、主に美容室求人にまつわる考え方や、方法論みたいなものを記事にしていこうと思っていますので皆様これからよろしくお願いします。
第1回は、自己紹介を簡単にさせてもらおうかと思います。
1,ポートフォリオ
◆人事部にいたる経緯
キャリアとしてはまだ浅いですが、求人の”特化型美容師”として活動をしています。
◆TOOL MAGAZINE
『美容業界の”知らない”をなくす』をコンセプトに美容師のあれこれを記事で発信をしています。
そのなかで『美容学生のリアル』シリーズ特集を組んでおり、取材という形で専門学校にお邪魔し、リクルートに必要な若手の美容師に対する考え方や嗜好の方向性を調査しています。
◆美容室求人セミナー
「求人活動と言っても何から始めていいかわからない」という方は多いのではないでしょうか?
これをやっておけば大丈夫!というのはありませんが、ある程度の体系的な考え方や活動に関する指針的な内容をセミナーという形でシェアをしています。
◆求人担当者育成アカデミー
営者様向けなりますが、【求人担当者育成アカデミー】と称して、当社のような人事部の立ち上げのお手伝いをさせていただいています。
このアカデミーのゴールは「人事部として自走ができるようなマインドセットや、各サロンの状況に合わせた求人方法の発掘」です。
ティーチインとして考え方や方法論をお伝えしつつ、サロンの置かれている環境に合わせた求人方法を担当者とともに考えていく、という内容となっております。
ご興味のある方は是非ご連絡お待ちしております。
2,美容室の新たなキャリアアップの開拓
美容室のキャリアは今まで【アシスタント⇨スタイリスト⇨店長】しかありませんでした。
理由としては、会社のように様々な部署があるわけでなく、所属している人数も限られているからです。
そのため、役職が上がるにつれて店舗運用に関わる包括的なスキルと責任が求められるようになります。
自社では役割のスペシャリストを各部門に配置しており、その中の一つに人事部が存在しています。
学校の『〇〇係』を想像していただけるとわかりやすいかもしれません。
これらの仕事には優劣は存在せず(パワーバランスの大小はあるかもしれませんが)、同一線上にあるものです。
トップダウン的な組織から『円の交わり』的な組織になることで、目指す美容師像の多様性を創造することができるのではないでしょうか。
3,中~小規模サロンにこそ必要な【人事部】
多くの中〜小規模の経営者は【プレイングオーナー】です。
サロンワークでは最も売り上げを作る存在でいながら、それに加えて集客・教育・求人…などの悩み事が尽きない状態です。
全て抱えながら店舗運営をしていくのはとても大変なことだと思います。
その中でも頭の割合の多くを占めているであろう『求人』という課題が縮小したらどうでしょう?
そこにかけていた時間やパワーが、他のことに回すことができるようになります。
任せるというのは、放棄するわけではなく、抱えている荷物を一緒に持ってもらうということです。
また、基本的に求人活動というのは集客と似ている側面が大いにあり、ターゲットにリーチさせるには発信活動というのは欠かせません。
どの層を獲得していくかにはよりますが、特に新卒や若手美容師を獲得していきたいと考えていらっしゃる場合は『同世代引力、別世代斥力の法則』というのが働きます。
簡単に説明すると「発信の内容に共感するのは近しい世代のみ」ということです。
ここで何が言いたいかというと、40代以降の経営者さんが多い中で皆さんのメッセージや熱量というのは、ターゲットとしている20代にはなかなか届きにくいということです。
(サロンに在籍しているスタッフの層にもよりますが)求人活動というのは特に若手スタッフに任せることのメリットの方が多いということです。
4,おわりに
簡単ではありますが、自己紹介と私が行っている活動の側面をお伝えしていきました。
会社を成長させていく上で、スタッフの存在というのは欠かせません。
また、求人というのはいきなり解消するものではなく、年輪のように少しずつ積み重ねていきながら解決していく分野です。
少しでも皆様のお役に立てればと思いますのでこれからどうぞよろしくお願いいたします。
Twitterで美容室求人や若手世代の現状など、サロンにまつわることを呟いていますのでフォローよろしくお願いいたします。