小説(SS) 「夜光おみくじ」@毎週ショートショートnote #夜光おみくじ
お題// 夜光おみくじ
新年、明けましておめでとうございます。
ということで早速、初詣にやってまいりました!
ここ夜光神社では、一風変わったおみくじを引くことができるようです。どのようなものか、神主さんにうかがってみましょう!
「この夜光神社には、山で遭難した旅人がホタルの光に導かれたことで人里に無事たどり着けたという言い伝えが残されています。その光は、龍のように一筋に伸びたとされていることから、それを模したハイテクノロジーおみくじを取り入れています」
ありがとうございます。辰年にぴったりですね!
で、どうやってやるんでしょうか。
「この紐の先端を持ってください。この紐には複数のマイクロドローンが取り付けられていて、自律的に動きます。その紐が、番号の書かれたおみくじ箱を示すので、数字がわかったら巫女さんに向かって数字を伝えてください。巫女さんがおみくじを持ってきてくれます」
意外とアナログのようですね。
ではやってみましょう。
…………。…………。…………。…………。…………。
あれ、動きませんね……。………。…………。…………。
と思ったら……!
………… ………………
………………… …………………
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/ | \ ……………………
/ | \ ::………::………::
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マイクロドローンが合体してしまいました!
「福」という字に見えなくもないです!
これはおめでたいです。ありがとうございます!
ですが! おみくじは、どうなったんでしょう!
〈了〉695字 ※フィクションです。
*
改めまして、明けましておめでとうございます。
そんな挨拶から小説を書いてみたくて、
こうなりました。
新年一発目……実は、とても苦戦しました。
まあそんなことはどうでもよくて、
みなさまの一年がよいものとなりますよう、
願っております。
今年は、自分の得意なジャンルや題材、文章、
ギャグなど、それぞれを模索して磨く一年にしたいと思ってます。
ではではまた!
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