揺れる
不幸とは、幸せに気づいていない状態、
幸せとは、その逆。
と、詩人オーデンに教わりました。
人と比べると不幸が始まる、と教えてくれたのはネットで見た誰かの記事。
比較するのはいいがそれによって肯定感を失うのはよくない、と言ったのはアドラー。
そりゃそう。
私は自閉の軽いスペクトラムがあり、幼い頃から(自分は皆と違う)と感じてきました。
皆がケラケラ笑いながら遊んでいても、何が面白いのかわからない。
人に触れたり触れられたりができない。
自分から話すことができない。
保育園に行ってもみんなが外で遊んでいるのに、私だけ部屋の中で絵を描いていた記憶がある。
両親は外面陽キャラなので、遺伝ではなさそう。
子どもの頃の知能は中の上。今は普通。
というわけで、周りの皆といつも違っていた私は、周りの皆と同じ様になるために、常に周りと比べながら生きていました。
周りが笑えば笑うフリ、周りが泣けば泣くフリをする。
皆のように上手く笑えないと、落ち込む。
他の人と比べて上手くできたら安心できました。
他の人が上手くできていなかったら、
(なんでこんなことができないのだろう?)
と優位感を持つことができました。
優位感と劣位感の繰り返し。
当時から躁鬱の揺れがあったんですよね。
そのせいか?子どもの頃はよく転倒していました。
一人ではどうしたらいいのかわからず体幹がなく不安定でしたが、
たとえば他の人よりテストの点が良かったら安心できました。
なので自分の場合は比較することでなんとか発達してこれたのでしょうね。
比べないと自分がわからない。
大人の年齢になってからの比較学なお話は次回にしときます。
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