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お馬鹿なふりはほどほどに
お馬鹿なふりができる人が賢い人だと昔からよく言われていますよね。
知ってるけど敢えて意見しない、教えない。
知識や知恵を隠し、相手に主導させておけば自分は楽だし、
余計なこと言って目立つ必要ありませんし、
場合によっては自分のポジションを守るために馬鹿なふりをすることもあるでしょうね。
従順なふりをしてお小遣いいただく、みたいなケースです。
単純に相手と仲良くなりたいがために、意識を下げて相手の視座に合わせるということもあると思います。
ちなみに自分はこのパターン
意識高いままだと周囲と馴染めないとか、恥ずかしさが出てきてしまうなどの理由で、おバカなふりをして自分の心身のバランスを取ろうとします。
いろいろありますが、
多かれ少なかれ誰しもが行う世渡り術なのだという気がします。
良い評価を受けたい、好感度を保ちながら周りとも上手くやっていきたい、自分の地位と伝説を築きたい守りたい、という心情の先に、
馬鹿なふりという言動があるのだと思うのです。
もう、馬鹿なふりをすることが染みついて人格として成立しているようなケースもあり、私は涙ぐましく思います。
本人がそれでいいならそのままでもいいのですが、
中年になり空虚感を抱える人が多いという記事を読んだので考えてみました。
やりたいこともなく、自尊心が削がれているためか、自ら動いて学んだりということもしない(できない?)みたいです。
つまり、本来は能力や意識が高い人なのに、周りにそれを理解できる人がいないまま、環境に適応するあまり真の自分を失ってしまったケースだと思うのです。
環境が合っていなくても、若いうちはお馬鹿なふりでいいのですが、
中年になると周囲からの無償の愛度は徐々に下がっていきますから、
自尊心が低下し空虚感を感じるようになったというケースだと思います。
空虚感が進行すると、何かに依存して自ら悩み事や異常行動を作り出そうとするようになるのかなあと、
自分と周りを見ていて思いました。
何に依存していくかを見るのもメンターのお仕事ですね。
ではでは今回は
馬鹿なふりはほどほどに、というお話でした。