ひとり反省会
アフタートークって皆さんご存知でしょうか。
芝居や舞台の公演の終了後、演者や脚本家などが行うトークショーみたいなものです。
観客に質問を投げ、公演の感想を演者とともに語り合うことができるものもあります。
観劇って、ずっと同じ姿勢で座りながらライトの光や大音量を受けるので、楽しいけれど疲労もするんですよね。
劇に集中したり、作品に対し疑問や葛藤が湧いたりするので脳も疲労します。
そこでアフタートークで語り合うことで、疑問が解消したり演者の気持ちを感じたりすることができるので、脳も身体も安定していきます。
前フリ長くなりましたが
これを1人でやるのが所謂「ひとり反省会」ですね。
誰かと会ってバイバイした後、相手や自分の言葉が脳内で再生されて聞こえてきたりします。
言わなくてもよかった言葉とか、相手からの問いに上手く返せなかったとか、相手がつまらなそうにしていたな、など
自分の中で上手く処理できるまで再生されます。
これは脳が情報を整理していく過程の一部だと考えられています。
「心(脳)に引っかかった言葉」が片づけられるまで、脳内のネットワークを彷徨っているのですね。
記憶として残すのか、
ノイズとして通信環境を整え消えるのを待つか、
不用品として廃棄(思考中断)するかリサイクル(建設的思考)するか、
ひとり反省会が好きな人はいいのですが、上手くいかず反芻思考として固定化し悩み続けてしまう期間が長くなると、うつ病にもなりかねません。
さらにうつ病になっても我慢し続けてしまうと、統合失調症に発展することもあります。
早めに対策する、メンターに相談する、クリニックを受診することが大切です。
一生反省会するの嫌ですよね。
私の場合は現在は、ひとり反省会が始まったらある程度は内省しますが思考中断しています。
知識や知恵があれば過去の気持ち悪いレベルの言葉や出来事はネットワークを流れて遠ざかりますが、
余裕が出てきたら、ひとりアフタートークで演者として観客として、振り返りをしていきたいなと考えています。
いや誰かに話して吐き出せばいいじゃんと言われそうですが
単独者&研究者&哲学者?の道を選んでしまったので仕方がないのです。
ユングみたいに研究所起ち上げたいなあ。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。