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【退職の意思を伝えた時】家族と上司の反応が全然違った

新卒から約10年勤めている今の会社は、日本の営業利益ランキングで上位に入る会社で給料は高く安定、社員は知識経験が豊富で常識的な人ばかりの、まさしく優良企業です。

そんな優良企業をあと数ヶ月で退職することを決めました。今回は退職の意思を伝えた時の家族と上司の反応について書きます。

家族に伝えた翌日に上司と面談したところ、反応が対照的で自分の意思を尊重してくれるのが誰だかはっきりとわかりました。

退職しようと思った理由はこちらのnoteにあります。

家族の反応


ドキドキしながら、母に話があるとSMSをしました。すぐに返信があり、電話いつでもいいよと。どういう反応があるか不安だったので、一息つき、言いたいことを頭の中で反芻してから電話をかけました。

「会社やめようと思うんだよね」に対する母の一言目は「何かあったの・・・?」でした。職場で嫌な目にあってないかをまず心配してくれたよう。社員は常識的でハラスメント等は一切なかったこと、以前から退職を考えていて仕事に満足して踏ん切りがついたこと等、理由を説明しました。

一通り説明し終えた後、将来を含めた今後の話に。しばらくは休職し、技術の学び直しがしたいこと、それを終えたら復職することを話しました。休職時に、社会人になって3kg太った体重を戻すためにダイエットしたいことを伝えたら、「それはいいね。何よりも健康が一番大切だから」とまさかのダイエット部分で背中を押してくれました。

母は自営業で割と好きに仕事をやっていましたが、組織で働く苦しみは理解してくれていて、好きなことを自分のやりたいようにやった方がいい、と言ってくれました。経済的な部分も、私の性格を理解していて、しばらく経済的に心配ないことは分かっていました。

全体を通して、私の意見を尊重し応援するという姿勢は一貫していました。

母に何を言われようとこの選択を変える気はありませんでしたが、共感してくれて背中を押してくれると嬉しいもので、とても勇気づけられました。


上司の反応


母親に背中を押してもらった翌日、上司との面談がありました。まず私から退職理由を説明し、退職の意思が決まってること、希望退職日を伝えました。上司からは私の説明に対する質問をいくつか受けました。

一連の説明が終わった後、上司からは今後組織変更があり業務内容に新しい刺激があること、組織変更により挑戦しやすい風土になり、やりたかった仕事(上司との1on1でやりたいことを話す機会があります)に就ける可能性があることを伝えられました。

人事情報も教えてもらえ、優秀な社員と今後仕事ができるから、もう1年続けてみるのはどうか提案されました。仕事面での刺激だけでなく、会社の制度をもっと利用して辞めない選択をすることも合わせて提案されました。

10年働いてきて、組織変更は何度もありましたが、その組織で働いている人が一緒だと、上司や組織が変わってもすぐには変わらないことは何度も経験しています。上司からの提案は私にとってあまり魅力的なものではありませんでした。

途中から、幽体離脱して状況を俯瞰で見ているような気分になり思ったのは、上司は会社側の人間として人材流出をいかにして抑止するかを考えているんだなと。私の将来像、休んで何をしたいかなんて知ったこっちゃない。辞めてからの話なんてまず興味がないんだと。

上司は私個人の幸せを考えるのではなく、会社にとっての不利益を回避するという視点でずっと話していました。それに気づいた時、怖いなと。やはり自分を守れるのは自分しかいない。自分に嘘はつかないと改めて気持ちが固まりました。

母親は私の立場で共感して納得してくれましたが、上司は会社側の立場にいて退職も結局承諾されませでした。

この日の面談は終わりましたが、さらにエラい立場の方との面談はまだまだ続きます・・・。



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