入院中の変化【骨折・入院】
入院68日目です。
昨日、全荷重になり、それまでも割と怪我した方の足に体重を載せていたせいか、あっさり松葉杖も杖もとれました。
足首の固さはまだまたあるので、かなりびっこをひいてはいますが、一応何もつかまらずに歩行はできるようになりました。
荷物を持って移動するのが格段に楽になりました!
ベッド上で生活していた頃を考えると天と地ほどの差がありますが、まだまだ健康な方の右足と比べると完全に「劣等生」な左足……。
片足立ちも出来ないし、何より足首が90°以上曲がらない…。まだまだ地道なリハビリが必要なようです。
さて、間もなく退院ということで、足の他に入院中の変化について書きたいと思います。
数ヶ月何をしても治らなかった、手のひらのマメが治った、ついでに手荒れも。
これは、仕事(酪農)と家事、育児をこの2ヶ月以上全くやっていないからですね。
特に、手荒れに関しては、第一子が産まれてから7年以上、いつもどこか赤かったり痒かったりしたので、トラブルのない手は久しぶりです。帰ったら、また荒れてしまうのかしら…💦
健康寿命について、真剣に考えるようになった。
最初に入院した大学病院では、他の入院患者がほぼ高齢者といっても、整形の病棟だったので、健康な人が多かった(外傷や股関節手術の人がメイン)。
一方、転院先の地元の病院は、ほぼ85オーバー、自力歩行がままならないおじいちゃんおばあちゃんたち。
転院先の方がやや年齢高めというのもありますが、オムツまたはベッド横のポータブルトイレを使用している方が多く、食事も介助が必要だったり、認知症で意思の疎通が難しかったり、とにかく昼夜問わず一日中ベッドに横になっている方がほとんどでした。
食事のときには、恐らく本人「…要らねぇ」と拒否しながらも、「元気にならないから、ご飯はお薬だから食べな!」と言われて食べさせられているところをよく見かけました。
看護師さんたちの「◯◯さんは食べなくなってきたから点滴お願いしないとだめだね」というやり取りも耳にしました。
話して、食べて、歩いて、排泄する(自分でトイレに行ける)。
この当たり前に思えることができなくなることに、恐怖を覚えました。
年を取るほど、歩いたり話したり、様々な筋肉を使うことが大事なんだな、と改めて思いました。
核家族で育った私は、心身が不自由になった高齢者とあまり接したことがなかったので、その姿を目の当たりにしたことは、結構衝撃的な体験でした。
いつか必ず寿命はきますが、その時まで、自分も身近な人も、体を大事に、ちゃんと使っていかなくては、としみじみ感じています。
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