#5 「パンチドランカー」
取り急ぎ、今回はボクシングのお話でも、医学的見解のお話でもないです、あしからず。
パンチドランカー=慢性外傷性脳症(まんせいがいしょうせいのうしょう、chronic traumatic encephalopathy; CTE)とは、頭部への衝撃から生じる脳震盪などの脳への反復する傷害が原因となり、脳変性による認知症に似た症状を持つ進行性の脳症をきたす神経変性疾患[1]。最初にボクサーで見出されたことから俗にパンチドランカー(和製英語)と呼ばれており、他にもパンチドランク症候群(punch-drunk syndrome)、拳闘家痴呆(dementia pugilistica; DP)、慢性ボクサー脳症、外傷性ボクサー脳症、慢性ボクシング外傷性脳損傷などの別称がある。
※Wikipediaより引用
物理的な頭部への衝撃によって生じるとされる、このパンチドランカー。
ボクサーをはじめ、場面によって、この、頭部への衝撃を伴うスポーツ選手が、多く発症する危険を伴うとされている。
日常ではパソコンをカタカタやってるだけの様な自身にも、同様の日常を送る方にも、全く無縁の事と感じる物だと思う。
ボケっと、日々日常を過ごす中でも、あまり思い出したくないなとか、二度と経験したくないなみたいな事、今すぐ逃げ出したい・なんなら逃げ出した事のひとつやふたつはあって、
詳細は割愛させてもらうけれど、
人を裏切った・人に裏切られた、墓場までもっていく様な大嘘をついた、大恥をかいて土下座してまで逃げ出したとか、虚勢を張ってまで自身を美化したとか、
自分自身にも思い当たる節が両手では収まらないほどある。
(思い出すだけでも吐き気!)
さらに言うと、相手はどう思ってるか分からないし、どんな心算だったかも知る余地はないけれど、他人から自分に向かってきた言葉や行動が、
道端に吐き出されたガムみたいに、へばりついて、踏み固められて、剥がすことすら難しくなって、太陽に照らされて真っ黒になって、ずっと自分の中に残り続けてる事もひとつやふたつはあると思う。
時間の経過と共に、それも日常化したり、あたりまえになったりするのだけど、ふと視界に入ったり、デジャヴュとも思えるシチュエーションが訪れた時に、
過去の景色が目の前にバーっと広がり、一瞬時間がタイムスリップしたみたいに支配されることがある。
良いことも悪いことも。
きっと、人によるのだろうけど、自分自身は「悪いこと」に対して、このタイムスリップ現象が発動する印象。自身はネガティヴな人間ではないと思ってるけれど、きっと、本質は根暗な人間なのかもしれない。
ともすれば、自身にとっての「良いこと」は、全て快楽・快感に変わり、日々消化されて行っているだけなのかもしれない。
自身の人生の中で、一位二位を争う程、嫌いな、「二日酔い」。なったその日には、その辛さから、「二度と酒など呑まない!」と誓うも、解消された夜には酒を呑むみたいな感じ。
(※当方、依存症ではないと思います(きっと...!))
話を少し戻すと、自分にとって、嫌だと思う事がフラッシュバックされて、萎縮し、不安や恐怖や、下手すると怒りなんかも感じる瞬間。
これらを、一般的には、トラウマとかアレルギーとか、今時に言えば地雷と呼ぶのかもしれないけど、それらは、ある意味で、自分自身の防御反応とも思っていて、
これ以上、事が進むと経験上、嫌な思いをするから、ここまで!と言った防御反応。
その当時相手は、どう思っていたか分からないけど、
「裏切られた!」と素直に思い、自分自身の踏み固められたガムになった思い出がある。
相手が変わり、時間や場所も変わり、自分自身の経験・年齢が変わり、
改めて、「裏切られた!」と素直に感じる場面に最近対峙した。
やはり、過去を思い出し、他人を信用するなとか、相手はこちらをなんとも思ってないのだ、みたいなネガティヴな思想が頭を過ったが、当時の様な酷い傷心には至らなかった。
それは、歳月を経て、自分自身の経験が蓄積され、物事の捉え方が変わったとか、この相手に対して自分自身の興味関心が、思っていたよりなかったなどが理由にあるのかも知れない。
それでも、今なお自分自身の中に残る嫌悪感とか憎悪感とか。
頭の一部分がちょっと痛い感じとか、ちょっと胃がキリキリする感じとか。
それでも、防御本能が生んだ麻痺症状。
物理的にだけじゃなくて、精神的にも起きる、瞬間的・断続的に起きる衝撃。
パンチドランカー
それは本当に物理的な事だけなのかな?
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