見出し画像

新しい時代の家族の形〜別居婚のススメ

 いつだったか、メンタリストDaiGoさんの動画で「僕だったら、奥さんと同じマンションの隣同士とかで住みたい」という、一言があった。

それ、それ、それ!

単身赴任、とかではなく、別世帯結婚。これからの結婚生活のトレンドになっていくのではないだろうか。まだしばらくは、時間がかかるかもしれないけど。と、嬉しくなった。

 実は、かつて「別居婚が理想」と言及して、誰からの理解されなかった、中学生の自分がいた。かなり具体的で、同じマンションの隣同士、または同じアパートの上下階、というイメージ。同じ敷地の別家屋、というのでもいいけど。

玄関には、自分の名前の表札がかかっており、生活費は自分で稼ぐ。

完全別会計。

 DaiGoさんは「子どもにも、別の部屋を借りるかも」とまで言っていた。さすがに中学生の自分は、そこまでは考えは及ばなかったが、確かに、それもいい考えだ。家族全員、別世帯。

 そうすると、何がいいかというと、

1.集まる時間をもっと大切にできる。

2.自分の空間と時間を確保できる。

3.アイデンティティの確立

というようなことを考えていたことを、改めて思い出した。変な中学生だ。


1.集まる時間をもっと大切にできる。

 一緒にいて当たり前、ではなく、お互いに時間を作って、会おうと思って会う、という設定。これにより、日常ではない特別な時間を、大切な人と過ごす、ということになる。この感覚は、ずっと続いていければ最高いいよね。なんてことを考えていたのか、中学生。ウケる。

2.自分の空間と時間を確保できる。

 起きるタイミング、寝るタイミング、食事、掃除、洗濯、その他諸々、実は、1人1人、こだわりポイントが、微妙に異なっている。何十年も別の家族で別の人生を送ってきたのだから、それは当たり前。それが何故、自然にうまくいってきたのかというと、シンプルにこれまでの社会構造上、奥さんとなる女性が、男性に合わせてきたからに他ならない。

 これは、別にウーマンリブの話ではなく、身近にいる高齢者夫人や未亡人の方の正直な体験からの話だ。

熟年離婚のケースでも「実は、ずっと我慢してました」と妻に言われて、青天の霹靂、という夫、ということは多々ある話だ。

逆に、夫が妻の家事のやり方や、生活のあれこれ、小さなことで違うな、と思っても、何も言わず、我慢して合わせている、というケースもある。

だったら、お互いに世帯を持って、自由にのびのびと暮らそうよ。、ということなのだ。

 お互いのタイミングが合う時、どちらかの家、もしくは外で、一緒にご飯を楽しく食べる、という、家族のコミュニケーションでもいいんじゃないか。

それ以外の時間のすべては、自分のために使える。子どもがいたらまた、別だろうけど。

で、子どもがいる場合は、、、という想像は、さすがに子どもの自分にはできなかった。

 しかし、DaiGoさんの案を取り入れるなら、子どもがある程度、成長して、掃除、洗濯、料理、できるように、早くから仕込む。そして、マンションの同じフロアで、別々の部屋に暮らしている。そんな状況も可能だ。

スープの冷めない距離。自分の時間と空間の確保。安心と自由の共存両立。

 そういえば、ひとり親の保護法律が、しっかりしているフランスでは、子どものいる離婚した夫婦は、子どもが、離婚後も、月か週の半分ずつ、父母それぞれの家から、学校に通えるようにしなければならない、という法律があると聞いた。これも、ある種、別居家族のひとつの形、といえるかもしれない。

3.アイデンティティの確立

 生活費を、別会計にする。自分のお金は自分で稼ぐ。

これは、自分を認め、自分に自信がつくための最短方法かもしれない。

 自分が買いたいものを、自分で稼いだお金で、自分の好きに使える。自分の生活を、自分で支えられる。この、経済的自立を持っていると、人としてのアイデンティティが、簡単に確立する。

確立すると、精神的に余裕ができる。人は人、自分は自分。それでいいではないか。となる。

お金の使い方も、夫のお金は、夫が好きに使っていい。自分のお金は、自分が好きに使う。それでいいのだ。

こうなってくると、夫婦間の問題の半分以上は、解決したようなものだ。


もしかして、中学生の予言だったのか?


 子どもは、賢い。地球の体験は少ないので、おバカで未熟な部分はもちろんあるけど。賢かったかつての自分が、新しい時代の結婚の形を、予言していたのか?と思うくらい、今、こうして書き出してみても、すごいな。

現在の結婚制度や、結婚の形は、近代化によってもたらされた、稼ぐための仕事の形態と家族形態の変化に伴って、作られてきた。

2020年のコロナウィルスの影響で今、全地球規模で、様々な働き方改革が進められている。

生活基盤が変われば、それに沿って、家族基盤の在り方も変化していくことは、歴史を振り返ってみても、明らかなのだ。

新しい時代に向けて、変わってくるものは、まだまだ沢山ありそうだ。






よろしければサポートお願いします!頂いたサポートは、もっと精進して、より良いクリエイティブ活動に役立てます!\(^o^)/