大アルカナ#0愚者FOOL
さあ、カードをめくった時に、出てきた絵は、何だろう?
どんな印象を持った?
どんな言葉が降りてきた?
どんな記憶がよみがえった?
誰の顔が浮かんだ?
それらは全部、あなたの潜在意識が今、その時、何に意識を集中しているか、を示してくれる。
実は、正解はないのがリーディングの世界だ。あなたの人生をどう読み解くか、に正解はないのと、同様だ。
あくまでも、今ここの読み解きが、カードリーディング。
無限の愚者
その一番初め、ゼロ番のカードは「愚者」のカード。0は無限。無限ののんき君カードだ。気軽で何も考えていない。現実を直視してはいない。直観力で自由気まま。ノー天気ののんき君。
肩の力が抜け切っているのんき君カードには、軽やかな世界観を示す言葉が連なっている。
自由、自由さゆえのリスク。
若いスピリット、若さゆえの未熟さ。
白い犬は、純粋さ。同時に、危険を知らせる動物的本能
0という番号は、無限、無限の可能性なのだ。
主人公のんき君が、成長の過程を経て、21番の「世界」に辿り着く成長の旅、ともいえる。
のんき君は、この世界を気ままに旅する異世界の王子様。
自発性、向こう見ず、計画や思考よりも、本能からの行動をする。慣習や体裁に囚われない。自由に軽やかに動き回る。
地球に降り立った、星の王子様。全ては可能で愛に満ちている。束縛はない。新しいアイデアにあふれている。出発の時、開始の時を告げる使者。
【愚者の逆位置】
のんき君が逆さまに出てきた時は、のんき君の自由さが裏目に出てしまう。
例えば、子どもっぽさや集団で浮いてしまう感じが出てくる。
ふらふらと定職につかない。自由気ままの特性が、よろしくない方向に表出してしまう。
カードの逆位置は、ネガティブな意味合いが濃くなるのだ。例えば、
気ままではなく警戒、
軽やかな思いつきではなく「行動前に計画が必要」、
フットワークの軽さではなく「用心深すぎる」、
逆の状態そのものを「自分の本能とつながれなくなっている可能性」がある警告とすることもある。
しかし、逆の意味ならば、
未熟ではなく成熟、という逆の読み方もできる。
他のカードとの相互関係の中で読むので
鑑定師によって、解釈の仕方、表現の仕方は異なるだろう。
自由を、喜びととらえるか、恐怖ととらえるか、個人的な価値観によって意味合いが違ってくるの。
愚者のダイエット
気ままな愚者のダイエットは、気が向いた時に気が向いたエクササイズをする、気まぐれダイエットだ。
「何食べたいかな」と毎食、自分に聞く。パッと心に浮かんだものが、その答えだ。頭で考えないこと。
体と心の声に従うこと。食べ始めも食べ終わりも。
食べるのが止まらない、なんて時は、頭が動いてる時。ストレス緩和の代替えとして食に走っている時であることを自覚しよう。
体はいつでも、適量を知っているから、食べ過ぎることはないのだ。
ふらっと気まんまに!
愚者のエクササイズは、体が軽くなるぶらぶらシェイク体操がおススメ。
気楽さ、気ままさ、軽さ、がヒント。