[読書感想]強運の持ち主

こんにちは。今回は瀬尾まいこさんの「強運の持ち主」の感想を書きます。
簡単な説明ですが、人と仕事をすることが嫌で占い師として一人で仕事をする主人公ルイーズ吉田。彼女が不思議な占いを依頼されていき、恋人の通彦や師匠のジュリエ青柳らと関わりながら、解決していく話です。

個人的にこの話で最も好きな部分があります。この部分を読んで、これまでの占いの考え方が変わりました。

その人がさ、よりよくなれるように、踏みとどまってる足を進められるように、ちょっとだけ背中を押すだけ。占いの役割って、そういうことなんだね。

強運の持ち主 著:瀬尾まいこ

実際朝の番組の誕生日占いや、雑誌の裏にある星座占いなどは、当たることもあるでしょうが当たらないことももちろんある。
でも占いで大事なのは当たったかどうかより、良い運勢だったから今日頑張ろう、悪い運勢だったけどラッキーアイテムで今日頑張ろうと思えることなんだろうなと考えるようになりました。それからは朝の占いの結果発表も悪くないなと思えています。

自分の中で信じられる心の拠り所があるというのは良いことです。
私は、宗教は人生での拠り所だと考えてますが、占いは、誰とでもすぐに共有できる。ある意味今日一日の拠り所でもあり、周りとのコミュニケーションにも役立てる心の拠り所、万能ツールかもしれませんね。

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