ジェットスターのビジネスとエコノミーに、両方乗ってみた
つい先日、オーストラリアに行った際、初めて国際便でジェットスター(LCC)に乗ってきました。
LCCと言えば、料金が安価な代わりに、
・席が狭い
・急に便のキャンセルが発生しやすい
・荷物預かりや食事がオプション制
・機内のサービスの質が低い
といったデメリットをよく耳にしますね。
私もこれまで国際便(特に長時間の)をLCCで移動したことがなかったので、かなり不安でした。
(理由がなければ、今回もLCCを利用していなかったでしょう)
今回私は、行きをビジネスクラスで、帰りをエコノミークラスで手配しました。
両方乗ってみてどうだったか、実際の経験をシェアしたいと思います。
席の狭さ(広さ)は?
ビジネスは2席×3で1列なのに対して、エコノミーは3席×3で1列です
(機体によって異なる可能性ありますが、私の便はそうでした)。
ビジネスの方がもちろん広いのですが、エコノミーでも私の体の大きさだと膝の前に空間があるし、椅子の幅もすこし余裕が残るくらいの広さでした。結論、私的にはエコノミーの席の広さでも問題なしでした。
ただし、エコノミーに乗った際、隣のオーストラリア人男性は結構パツパツだったので、体が大きい方はビジネスか、エコノミーの中でも足が伸ばせる、「エクストラレッグルームシート」にするとよいかもしれません。
(ちなみに私の身長は約160cmです)
ただし、これも一つ注意点があって…エクストラレッグルームシートは、非常口の前なのです。
ですので、手荷物を前の座席の下に収納することができなかったり、万が一の場合は、客室乗務員の指示に従い乗客救出の手伝いをしなければなりません。
また、一部のエクストラレッグルームシートはリクライニング不可のシートもあるようですので、しっかり調べて席の指定をした方がよさそうです。
ちなみに余談ですが、席の座り心地はビジネスの方がよかったと感じました。
行きのビジネスは、訳あって予定より長く乗る羽目になったのですが、それでも快適に乗っていられました。
(なぜ予定より長く乗っていたかについては、また別に記事を書く予定です)
それに対してエコノミーは、途中からお尻が痛くなってきました。
長時間座っているのがつらい方は、ビジネスを選ばれることをおススメします。
お値段ってどれくらい差があるの?
ビジネスクラスとエコノミークラスの値段の差は、その便によるため、自分の乗りたい便で検索して比較してみましょう。
私は今回、行きをビジネス、帰りをエコノミーにしましたが、その理由は値段でした。
行きは数万円プラスすればビジネスが予約できたのですが、帰りは10万円の差があったので、ついケチってエコノミーにしました(笑)。
ちなみにエコノミーやビジネスの中にも、それぞれ3,4個プランがあり、例えば同じエコノミーでも予約後の変更が不可だったり可だったり、荷物の重量制限が異なったりします。
プランによって値段が変わってくるので、ご自身のプランにあったものを選ぶとよいです。
私は、そこそこのサービスは受けたい人なので、結局ジェットスターの中で良いプランを選択していました。
総額は(LCCでない)ほかのキャリアの航空券とあまり変わりませんでした。
ビジネスとエコノミー、サービスの差は?
サービスも、比べるとビジネスの方がよいですが、飛行中ほとんど寝ているかオプションをつければ、エコノミーでも問題ないと思います。
ビジネスで予約すると食事は含まれていて、少し豪華め(といってもLCCでないキャリアの食事とほぼ変わらない)の食事セットが出てきます。
またウェルカムドリンクも出てきたり、イヤホンやアメニティ(水含む)も用意されていたりと、きちんとしたサービスが受けられます。
一方エコノミーは、食事は有料です(事前にメニューを選択して追加しておくこともできます)。
食事の内容もビジネスのものとは違って、パイやサンドイッチ、ラザニアなど基本1品とドリンク1杯といった感じです(ドリンクは当日その場で選べる)。
イヤホンは無料ですが、希望者に向けて配られるスタイルなので、ほしければ「ほしい!」とアピールする必要があります。
そのほか、映画や音楽を含むエンターテインメントは有料、アメニティ(水含む)もありません。
客室乗務員の言葉遣いにも違いを感じました。
ビジネスクラスでは丁寧な英語(敬語のような)で、「何か困ったことがあればいつでもお知らせください」の一言もありましたが、エコノミーでは無言で食事が配られ、大声でごみの回収がなされ、英語も丁寧な表現でなく、そっけない言い方(単語プラス「?」で質問される)でした。
以前、どなたかのブログで
「エコノミーに乗る際には『私は貨物』と思って乗った方がいい」
と書いてあるのを拝見したことがありますが、まさにそんな感じです。
エコノミーを選択される方はぜひ、『私は貨物』と思って乗ると、ショックを受けることなく過ごせると思います。(・・・笑)
ちなみに、少し感動した話も載せておくと、預けたスーツケースは非常にきれいな状態で返ってきました。
他国ですが、ほかの航空会社(LCCでない)に預けた際は、スーツケースの表面がはがれ、傷だらけになって返ってきたこともありますが、ジェットスターでは、ほぼ無傷と言っていいくらいきれいな状態で返ってきました。
組み合わせ次第で快適な空の旅
ジェットスターのようなLCCは、安く行きたい方にとっては、多少我慢・妥協すればよい選択肢かもしれません。
また私のように、「そこそこのサービスは提供してほしい」という方は、オプションを選択したり、同じエコノミーでも少し高価なプランを選択すると、そこまでストレスは感じません。
今回、行くまではかなり不安でしたが、実際に乗ってみるとそこまで大きな不便は感じませんでした。
ジェットスターの中でもいろいろと比較して、ぜひご自身にあったプランを選んでくださいね。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?