カレーとワインの究極のマリアージュセットをつくる～序章～

おつかれさまです。

木曜日の深酒のダメージがようやく落ち着いてきた #ソムリエくん こと神沼拓海です。

今日はずっと温めていた飲食店以外のプロジェクトについて少し書きたいとおもいます。

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「横須賀のひとたちが豊かになれる環境をつくりたい。」

そう思って起業を決意し、まずは身近のひとたちが豊かになれる環境をつくるために飲食店をやることに決めました。

同時にぼくらは「横須賀の魅力を外に発信したい。」という想いももっています。いまぼくらにできることで、横須賀の魅力をどうやって外のひとに伝えることができるか。

横須賀のイメージを皆に聞いてみるとだいたい話に上がるのが「よこすか海軍カレー」。この「よこすか海軍カレー」を使って横須賀を再発信することはできないかと考えました。

ぼくは偶然カレーが大好きで365日カレーでもいけるくらい。その中でも熱狂的に好きなのがスパイスカレー。週に3回くらい都内のスパイスカレー店を巡っているときもありました。

明治41年に発行された「海軍割烹術参考書」には、当時日本海軍で調理されていた軍隊食のレシピが記されており、そのレシピを再現したものが「よこすか海軍カレー」です。商標登録もされていて、当時のレシピの材料は必ず入れないといけないとか、他にもたくさんの決まりがあります。一応ご当地カレーランキングで1位もとっていてそれなりの実績もあります。

ただ、正直そこまでおいしくないです。ストーリーもあって観光としては力を持っていますが、地元のひとは食べないし、観光客もリピートしたいかって聞かれたら多分1回でいいやと思っているのではないでしょうか。

この「よこすか海軍カレー」にぼくの大好きな「スパイスカレー」の要素を入れたら面白いんじゃないかとおもいました。なにより、本当に自分がおいしいと思う「よこすか海軍カレー」をつくって、外の人に心からおすすめできるものをつくりたいなと。

ぼくは東京にいたときに月イチでSOさん(変態先輩)とスパイスカレーを食べにいってたのですが、その後にいつもオレンジワインを飲んでました。＃変態ですね　でもこれがまー最高に合うんですね。

オレンジワインとは白ぶどうの果皮を漬け込んでつくったワインのことなのですが、白ワインのフレッシュさがありつつも、赤ワインのような渋みも持ち合わせている最高のワインです。このオレンジワインは香辛料が強い中華とか、スパイスカレーとかの相性が本当に抜群。

このスパイスの要素を入れた「よこすか海軍カレー」に最高に合うオレンジワインを選び、カレーとワインの新体験のマリアージュセットをつくったらめちゃくちゃおもしろいんじゃないかと。

ぼくはこの新しいよこすか海軍カレーを「ネオよこすか海軍カレー」と名付け、レトルト商品化するプロジェクトを発足しました。

ただぼくはシェフでもないし、イメージはあっても再現することはできない。しかもスパイスの要素を入れて「よこすか海軍カレー」を名乗ることができるのかもわからない。

ぼくはこのプロジェクトを実現するために、まずは市内で「よこすか海軍カレー」を製作している会社に電話をし、直接会わせていただき、自分のやりたいことをプレゼンしました。すると、「とてもおもしろい考えだし、元のレシピの材料を使っていればよこすか海軍カレーの商標登録は問題ないと思うよ」と言っていただきました。

よって、ぼくはこのプロジェクトをGOすることに決めました。

つぎの問題はどう再現するかということ。従来のよこすか海軍カレーの欧風レトロな要素をもたせつつも、スパイスの新感覚を入れたカレーをどう再現するか。いろいろ考えた結果、ぼくはひとつのお店にこのプロジェクトをプレゼンし、実現の手伝いをしてもらえないかとお願いしてみることにしました。

お店の名前は「カレバカ世紀」。目黒にあるぼくの大好きなスパイスカレーのお店です。

「カレバカ世紀」さんはトマトベースの優しい味わい、そしてアフターにくる対照的なスパイスのパンチが凄まじく、ぼくが虜になっていたお店の一つでした。

カレーの煮込みからくる”旨味”とスパイスのパンチの”中毒性”のあわせ技を駆使している世紀さんなら、必ずおいしい「ネオよこすか海軍カレー」を再現してくれるのではないかと。世紀さんにお願いしてだめならこのプロジェクトは諦めようと覚悟し、捨て身の想いでこの想いを伝えました。

結果、世紀さんは「協力するよ。」と言ってくださり、いよいよこのプロジェクトをスタートできる基盤がととのいました。あの日は本当に緊張したけど、勇気をもって行った甲斐がありました。本当にうれしかった。2月の中旬くらいのことだったとおもいます。

ここから世紀さんと打ち合わせしながら、レシピの実現にむけてようやくプロジェクトが進み出します。

2,000文字に突入してしまったので、このプロジェクトは「前編、中編、後編」の3回構成でいきたいとおもいます。

最後まで読んでいただけるとありがたいです。

ではまた！

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#ソムリエくん 　

#神沼拓海

#日本一サッカーが上手いソムリエ

神沼 拓海（かぬま たくみ）
1996年2月21日生まれ（25歳）／神奈川県横須賀市久里浜出身
【サッカー】Aries Tokyo 所属
【ビジネス】株式会社モトックス (ワイン専門商社) 3年勤務 ／ 株式会社SEA 代表 ～地元よこすかをより魅力的な街に～
【学校】遊学館高校／東京農業大学　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【資格】J.S.Aソムリエ #日本一サッカーが上手いソムリエ