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地頭力を鍛える。 活用方法
こんにちは!一筆万字と申します。
ご覧いただきありがとうございますm(_ _)m
さて、今回のテーマは、細谷功 著 「地頭力を鍛える」の活用方法です。
感想・考察と言っても、このようなことを言いたいのではないか?と簡単に思ったことを書いてあるだけですので、肩の力を抜いて、是非お楽しみください。
ただの要約にならないように頑張りました。
ところで、なぜ私がこのような感想や考察をしようと思ったかについて、少しだけ語りましょう。
「本と対話して、真に内容を理解する」
これが理由となります。
本を沢山読んでも、実行しないと意味が無い。
よく聞きますよね。
でも、
実行ってなに?
本を読む度に何かしら新しいことしないといけないの?
そんな時間ないんだけど。
私もそのようなことを思っていました。
ですから、私なりの実行がこのnote記事なわけです。
読んだ後に自分なりにまとめて、どう思ったかを書いて、自分ならこうするなんてことも書いたり
それが私の「実行」であり、本を理解する行動なのです。
長くなりましたが、この次からスタートいたします
書籍の重要なポイント
細谷氏が提唱する「地頭力」を鍛えるための基本的な考え方は、以下のようにまとめられます。
結論から考える
問題を解決する際、まずゴールを明確にし、そこから逆算してアプローチを考える。自分がどう動くかではなく、相手がどうなるべきかという視点を持つことが重要です。全体を俯瞰し、シンプルに考える
問題を全体的に捉え、大きな構造や流れを理解する。次に、それを細かい部分に分解し、本質的な原因や課題を抽出します。この際、モデル化やアナロジーを活用して複雑さを減らすことが効果的です。仮説を立てて進める
正確な答えを求めるよりも、仮説を立てて検証しながら進める姿勢が求められます。特に、前提条件を明確にすることで、思考を整理しやすくなります。Why思考とアナロジーの活用
なぜこの問題が起きているのかを掘り下げて考え、本質に近づく。さらに、アナロジー(例え話)を使うことで、新しい視点から問題を捉える力を養います。3分間事業シミュレーション
これは、短時間で問題を抽象化し、課題の本質と解決策を見つけるトレーニングです。妄想を活用し、制約のない自由な発想を持つことで、新しいアイデアが生まれる可能性が広がります。
これらのポイントは、思考の幅を広げ、課題解決のスピードと質を高めるための重要なスキルです。
活用方法
本書で紹介されている「地頭力を鍛える方法」を、実際の生活や仕事にどう活かせるか、さらに具体的なステップを見ていきましょう。
ゴールを逆算で考える習慣を身につける
何をするにも「相手がどのような状態になっていれば成功か」をゴールとして設定し、そこから逆算して行動を計画します。例えば、プレゼンを準備する際、自分が伝えたいことではなく、「相手がプレゼンを聞いた後にどのような行動を起こすか」をゴールとして考えることが大切です。
具体例:
プロジェクトを進める場合、クライアントに何を提供し、どのような成果を実現するのかを明確にし、そのために必要なタスクを逆算してリストアップします。
チームメンバーとのミーティングでは「何を決めるべきか」を最初に明確化することで、効率的な議論が可能になります。
2.3分間事業シミュレーションで発想力を鍛える
短時間で自由に発想する訓練を日常的に取り入れましょう。「3分間事業シミュレーション」は、現状の制約を無視し、妄想的に新しい事業や解決策を考えるトレーニングです。
練習方法:
ストップウォッチをセットし、以下のようなテーマで3分間考えます。
「もしも自分がカフェを開業するなら、どんなコンセプトにするか?」
「自分の職場で全員の生産性を2倍にするにはどうすればよいか?」
「AIを活用して新しいサービスを提供するとしたら?」
このシミュレーションを続けることで、発想力と具体化する力が鍛えられます。
3.問題を分解して課題の本質を見抜く
複雑な問題に直面したとき、そのまま取り組むのではなく、要素に分解して「本当に解決すべき課題は何か」を考えます。ここで重要なのは、「具体的事象 → 抽象化 → 課題の本質 → 本質的解決策 → 具体的解決策」というプロセスを意識することです。
実践方法:
問題をリスト化し、似たものや関係のあるものをグループ化します。
その中から、最も影響が大きい要素を特定し、解決すべき本質的な課題を抽出します。
具体例:
「業績が低迷している」という問題に対して、原因を次のように分解します:
集客不足 → 顧客ターゲットが曖昧
成約率低下 → 商品説明が複雑
顧客満足度低下 → アフターサービスが不十分
ここから、「顧客ターゲットの明確化」と「簡潔な商品説明の方法」を優先的に改善するべき本質的課題として抽出します。
4.視座を高くして全体を俯瞰する
全体の流れや構造を理解することで、本当に注力すべき部分が見えてきます。日常的に、目先の細かい作業だけでなく、大局的な視点で考える訓練をしましょう。
具体的なアプローチ:
定期的にレビューし、全体像を俯瞰して見る時間を設ける。たとえば、週に一度、自分が関わるプロジェクトやタスクを「目的」「進捗」「全体への影響」の観点で整理し、優先順位を見直します。
会議の際、議論が細かい話に終始しそうなときは、「そもそも、この会議の目的は何か?」と立ち返り、議題を再構築します。
また、全体像から詳細へと「ズームイン」する思考を取り入れることで、俯瞰的な視点を持ちながらも具体的なアクションへとつなげることができます。
5.モデル化で思考をシンプルにする
複雑な問題や状況を整理する際に、モデルやフレームワークを活用してシンプルに考えることが重要です。モデル化することで、本質が見えやすくなり、チーム内でも共有しやすくなります。
実践例:
SWOT分析(Strengths, Weaknesses, Opportunities, Threats)を用いてプロジェクトの状況を整理する。
問題解決において、因果関係図(原因と結果をつなげた図)を描くことで、重要な課題を特定する。
「全体像→詳細」という流れを意識しながら、まず大まかな構造を可視化してから細部を検討する。
6.アナロジーで新しいアイデアを引き出す
「例え話」や他分野の成功事例を参考にして、視点を広げる方法です。直接的な解決策が見つからない場合でも、別の領域での成功モデルからヒントを得られることがあります。
練習方法:
ビジネス課題をスポーツ、建築、自然現象などの異なる分野に例えて考えてみる。
例:「このプロジェクトは、サッカーでいえばフォワードの選手がゴールを狙う段階だが、ミッドフィルダー(サポート)が不足している状態ではないか?」
類似の成功事例を探して、「このやり方を自分の環境にどう応用できるか?」と考える。
7.Why思考で深掘りする癖をつける
日常の小さな疑問に対しても、「なぜそれが起きているのか?」を繰り返し考える癖をつけます。これを繰り返すことで、本質的な課題に気づく力が養われます。
具体的な方法:
「なぜその問題が発生しているのか?」を5回繰り返して深掘りする(「5 Why」手法)。
例:売上が低迷している → なぜ? → 来店客が少ない → なぜ? → プロモーションが不足している → なぜ? → ターゲット層を明確化していない...という流れで根本原因に迫る。
問題解決の際、「なぜその解決策が有効なのか?」を自分自身に問いかけ、他の選択肢との比較を行います。
8.地頭力と対人能力を統合して活用する
地頭力だけではなく、対人能力を組み合わせることで、より実践的な成果を生み出します。本書でも述べられている通り、地頭力で問題を整理し、対人能力で人を巻き込むことが重要です。
実践方法:
問題解決のプランをシンプルに整理し、対人能力を使ってチームや関係者に納得してもらう。例えば、視覚化した資料やわかりやすい例え話を使って説明する。
問題を共有する際、「なぜこの問題が重要なのか」「これを解決すると何が得られるのか」を明確に伝える。
まとめ
細谷功氏の『地頭力を鍛える』は、シンプルでありながら本質的な思考法を教えてくれる一冊です。この書籍から学べる最大のポイントは、「問題の本質を見抜き、シンプルに解決する力を養うこと」です。
地頭力を鍛えることで、未知の問題にも柔軟に対応できるようになり、日々の生活や仕事がよりスムーズになります。今日からぜひ、「3分間事業シミュレーション」や「ゴールから逆算する思考法」を取り入れてみてください。思考が変われば、行動も結果も大きく変わります!
また他のnoteも読んでみてくださいね!
それでは!