日々是納豆 Vol.8【土用の丑の日編】
ようやく梅雨も明け、夏本番。
今日、7月30日は土用の丑の日です。やはりこの日ばかりはウナギの話題が多いですね。皆さんはもう食べました?
ということで、Vol.8 では、これからの夏の暑さを凌ぐためにも、ここはウナギで納豆との相性を2つご紹介。
■おしながき
・うなぎ納豆
・うなぎふりかけ納豆
うなぎ納豆
パラリと山椒をふった鰻の蒲焼きをたっぷり和えた納豆。これがまた美味!舌にピリリとくる山椒の香りが絶妙で、納豆の匂いはほぼ気にならないから、食べやすい。匂いが苦手という人にもオススメです。
うなぎの食感と甘みのあるタレもよく納豆になじんでいて、全体にバランスのとれた安心な美味しさに。ほんの少したらしたしょう油が、タレの甘さを抑えていて良かったのかも。
本格的な夏はまだまだこれから。とても食べやすくて美味しい「うなぎ納豆」は、夏バテ防止にもオススメしたい納得の一品になりました。
■ナットク度 <・・・・・|☆☆☆・・>
うなぎふりかけ納豆
こちらは、うなぎ蒲焼のふりかけ。こんなふりかけがあるなんて驚きだったけど、パッケージには「ご飯にかければうな丼の味わい」とある。ふりかけるだけでうな丼とは何とも手軽で嬉しい響き。
早速、納豆にしょう油を絡めて、うなぎふりかけをフリフリしてみる。見栄え的にはやはり鰻の蒲焼をそのままのせた方がうまそうではある。
食べてみると確かにウナギの味がする納豆。味はそれなりにうまいし、納豆にもあっているけど、ウナギはやっぱり本物をそのまま食べたいような気もする。ふりかけとしての完成度は高いけど、納豆に合わせるならウナギそのものに限るかな。ちょっと贅沢だけど。
■ナットク度 <・・・・・|☆☆・・・>
“土用の丑の日はうなぎを食べる日”くらいの貧相な感覚しか持ち合わせていないため、この機会にちょっと賢くなっておこうかと。
そもそも「土用」というのは、“万物は木・火・土・金・水の5要素で成り立っている”とする中国の五行学説による季節の表し方。四季は「木=春/火=夏/金=秋/水=冬」とそれぞれ割り当てられていて、残る「土」は、すべての季節の最後の18~19日を表すのだそう。
「丑」は、干支の十二支を1日ごとに割り当てた日の一つ。なので、“土用の期間中で、丑に当たる日”が土用の丑の日となります。日本では、夏の土用の丑の日にうなぎを食べる風習が生まれたため、夏の土用だけがよく知られるようになりました。
で、なぜこの日にうなぎを食べるのかというと……
江戸時代、平賀源内が売り上げ不振のうなぎ屋に「今日は土用の丑の日」というキャッチコピーを張り出したところ、これが当たって大繁盛するようになったのだとか(あくまで一説)。なんでも、丑の日に「う」の付くものを食べると身体にいいとされていて、それがキャッチコピーのヒットにつながったのだそうです。