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これが朝焼けか夕焼けか分からなくなったとき、迎えに来て欲しい。
そこで手を繋いでくれる相手が黄泉の者でも、この世の者でも構わない。ただ、もう、ひとりにしないで欲しい。
夜に寝て、泣きながら目を覚ましたら夕方だった。もうほとんど曖昧に、スライムのようになった昔の世界へ落とされて、当時の感情だけを叩き込まれた後に現実に引き戻された。
夢の中で今まで必要があって離れて来た人たちと、離れた心のまま握手をして仲直りさせられるようなことがあって、また傷だらけになる。
現実に於いては身