揺らぐ己のセクシャリティについて
性自認も性的嗜好も揺らぎ続けている。その自覚はある。
多分もともと恋の概念がほとんど自分になかったんだけど、あまりにも世界が恋を大切にしているもんだから、それがなんなのか知るために無理やり自分を恋に近づけた。音楽、小説、世間話、映画もみんな、まるで必須科目みたいに恋愛は、つきまとってきて離れてくれなかったから。
そして恋愛を、経験できたと思う。その感情についても知れたような気がする。でもまあ別に知らなくてよかったとも思う。
やっぱりあんまり好きじゃなかった。恋愛はあまりにも