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絵本のある日常_今週の我が家のおすすめ絵本たち

休日。我が家は毎週恒例のように、図書館で大量の絵本を借りる。その様子を定期的にお伝えしていこうと思ってます。



絵本を通して、子供達に伝えたい事がある。それは、字を早く読めるようになる事でも、沢山の知識を身につける事でもない。

それはいったい何なのか。長い間ボンヤリとしたままだったけど、最近ようやくその輪郭が少しずつ見えてきた気がしている。

それはおそらく、『居場所のようなもの』なのかなと。

誰からもジャッジされる事なく、
自分の好奇心の赴くままで居られる場所があるのは、
これから成長していく子供達にとって、とても大事。



これから自宅や学校、習い事など、様々な場所で自分の居場所を見つけていく、その過程で、どうしても居心地が悪い思いをしたり、何かに思い悩んで、相談すら出来ない状態になった時は、本は一つの拠り所になってくれるのではないか。そう思う。

一度離れてしまっても、いつでも安心して戻ってこれる場所。そんな場所が、1つや2つ自分の中にあると安心だ。


沢山の選択枠を知り、自分なりの解決法を探るのも良い。

ただただ、癒しを求めても良い。

架空の別世界に逃げ込んでも良い。

誰にも話しかけられたくなければ、
本を読んでるフリをすれば良い。


絵本はいつも言葉少なく、でも優しく
子供に寄り添ってくれるんじゃないだろうか?そして大人になった私でえ、
今でも、絵本に癒されている。

そんな大好きな絵本から、
今週出会ったオススメの一冊を紹介します。



◼️子供がおすすめの一冊

おならうた / 作:谷川俊太郎 絵:飯野和好
週末、絵本を返却しようと思った時、
『これだけは、返さないで!何回も読みたいから!』そう言われて返却を延長した1冊。それほどまでに、娘はこの本がとても気に入ったようだ。

表紙の絵は迫力満点!個性的で力強いタッチで描かれた独特の味わいがある。

文章は非常に少なく、『うた』と書いてあるのに納得。谷川さんのテンポの良いうたに合わせ、力強い絵が、そのうたの世界観をグッと広げてくれる。『この本が好き』そう言う娘のセンスにも、母は脱帽です。

◼️私がおすすめの一冊

チーター大セール / 高畠那生
以前、高畠那生さんの別の絵本を子供が気に入り、同作者の他の絵本を何冊も借りる。この方の持つ視点の面白さ、軽快な話の展開、伸びやかで楽しい絵が、私は兎に角とても好きになった。

その中でもこの本が特に気に入ってしまった私。
チーターが営む人気のないお店が、とあることから人気を博し、次第に良くも悪くも変わっていく、そんな様子をコミカルに描いていく。

お客さんの声に応えるって?

自分のアイデンティティーって?

ブランドってなんだろうね?

そんなことをついつい考えちゃった一冊ですが、シンプルに物語を楽しむのにもオススメな、子供も大人も楽しめる一冊です。

今週も絵本の世界から、あなたの『好き』を
沢山見つけられますように。

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