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全てを手放せば幸せはやってくるか (実験の始まり 後編)

実験に到るまでの道のりを書き始めたら長くなってきてしまいました。。要はここ(note)に辿り着く前に長い時間をかけて自分で心のブロックを外してきた、ということです。インナーチャイルドに興味の無い方は飛ばして下さい。

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会社勤めを辞めた頃、インナーチャイルドという言葉に出会った。

心が息苦しくてたまらなかったのは、自分をどれだけ抑圧してきたか、逃げてきたか、無視してきたか、ということの結果だと気づいた。インナーチャイルドを癒すことで自己抑圧を解消できる、ということを聞いて、この機会に向き合ってみることにしようと考えた。

私の中の子どもは、最初は存在すらはっきりしなかった。インナーチャイルドの癒しに関する情報を探しまくり、マイナスの感情を吐き出し、身体を休めて気力を取り戻すために、ひたすら寝て、家事は放棄した。いわゆるご自愛の第一段階だ。

身体の内側にいるはずのインナーチャイルドへの呼びかけを続けているうちに、だんだんその姿がはっきりしてきた。

名前をつけて呼びかけると はーい!と返事をしてくれるようになった。

私の中には、子どもの私と、私の中の男性性であり、子どもの世話役かつ理想の男性像であるスラリとした青年と、まだ幼い白い竜がいた。

いつしかその2人と1竜は、呼びかければいつも応えてくれて、励ましてくれるようになった。

私は少しずつ変わっていった。嫌なことは嫌だと言い、わがままも押し通した。

私がオットの立場だったら、嘆いて文句を言い、離婚を迫ったと思う。

実際のオットはやはり怒って文句を言ったが、次第に諦めて、料理もしない、仕事にも協力しない、家賃も払わないツマを放し飼いにするようになってきた。

結果的に、私にはラクな環境が出来上がってきた。

理想の家族像、といったもの以外は。

前にも言ったが、私は未だに諦めていない。

そんなもの幻想だという人もいるかもしれないが、実際に仲睦まじい老夫婦はいる。

今離婚しても、60歳までにそんな伴侶が見つかれば、その後20年ぐらいは一緒に生きられるのではないだろうか?

とはいえ、離婚直後の生活設計について具体的な策が必要だと、昨年からいろいろ考えてきたが妙案がない。

やり続けてきたことも無ければ、やりたいこともない。子どももいないし、夫婦関係は崩壊寸前だし、財産もなければ仕事も無い。自分の薄っぺらさに涙しつつ、そんなちっぽけな生活でさえ全て手放したくてたまらない。

スピ的には、2通りの回答があると思う。

今あるものに感謝せよ or 手放せばもっと大きいものが入ってくる

どっちなんだよ!って思うよね。

私は「感謝して手放す」を選ぼうと思う。

そして、その実験を記録していこうと思う。

(実験の始まり編 fim)



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こやまちか
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