「しつけ」の違和感|日本語の意味を、改めて深く考えよう
「躾=しつけ」という言葉が苦手です。特に「子どもの躾」という概念には違和感しかなく、親になってからの20年間、我が子にも、そしてクライアントさんにもこの言葉を使ったことは一度もありません。(我が家のワンコにも!)
*このnoteは「躾」を含む日本語について意味を考え、子育てや教育に役立てませんか?という一つの提案です
「躾」は現代にそぐわない
和裁における躾は、縫う道筋を予めつける為の仮縫い。これを子育てに当てはめると、親が正しいと考える良かれと思った道を、我が子に押し付けることにもなりかねません。
「毒親」という言葉に代表されるように、正解を決めつけ、職業や生き方を押しつける「親の呪縛」に苦しむ人が多い現状からも、「躾」という表現は、もはや時代に合っていないと思うのです。
いや...時代を問わず、子どもに相応しくないと、私は考えます。
親は先に生まれただけの存在
もちろん規律や礼儀・慣習を教えるのは大事なこと。でもそれは「躾」という言葉を使わずとも、可能じゃないでしょうか?
個人的には、親が上から「教える」のではなく、少し先に生まれた人間として、人生においいて必要な事を「伝承していく」というイメージで子どもたちに接しています。
その必要な事も時代と共に変わるし、特に変化のスピードが早い昨今、子どもから学ぶ事の方がむしろ多いですしね。
たかが言葉、されど言葉
言葉の持つイメージが無意識に行動に繋がってしまうこと、皆さんも少なからず経験されていませんか?
言葉の力は想像以上に大きいので、違和感を感じたら使わないように気を付けています。
特に我が家は、子どもの耳に入る日本語は私からが大半なので、意味の正しさと同時に、決めつけたり枠にはめてしまう表現は、意図的に避けています。
他にもあった気がするので、また思い出したら書き添えますね。
同時に、オノマトペの面白さや各地の方言、花鳥風月や喜怒哀楽、自然や文化を背景にした心情を表す言葉など、日本語の素晴らしい表現も伝えて残していきたいです。
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