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四日目 令和元年五月二日 八時頃

 東海道中有松日本橋 満願大成就膝栗毛。四日目 令和元年五月二日 八時頃。遠江國 白須賀宿。

 成林寺。髭題目の碑。

 成林寺の入り口。

 谷川道の道標。同好の士が一緒であることに構いもせず、自分の興味のある物の写真を様々な角度から撮り続ける。

 白須賀宿の案内看板

 庚申堂の常夜灯盃状穴。村には庚申講のための庚申堂はつきもの。その常夜灯の台座には盃状穴

 同好の士氏も、私の盃状穴への情熱につられて記念撮影。常夜灯の設置年は、かすかに写っている文字から判読すると文政十三年(1830)ではないかと思われる。「政」がつく年号は江戸時代には、寛政、文政、安政がある。そのうち十三年あるのは寛政と文政。石の彫り物の年号には必ず十干十二支が併記してある。こちらの文字も判別し難いが二文字とも画数が多いことは分かる。二文字目はなんとか「寅」と読める。寛政十三年(1800)は「庚申」、文政十三年(1830)は「庚寅」。従って文政年間に建てられたことになる。

 写真を複数撮っていないところから、もしかすると現場では充分読めたのかもしれない。映像だけではなく、今後は覚え書きも必要だ。

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