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マンガのストーリーをどう作ったらいいのか

初心者にとって、マンガを描く上で「ビジュアルとしての表現方法」と共に必要なものがあります。
いわゆる「ストーリーをどのようにして組み立てるか」という技術です。

専門学校では学生の描いたネームをみてアドバイスをするのが私の仕事なのですが、「マンガ表現」と共に「ストーリーの組み立て方」が分っていない人が結構いるのです。
「マンガのマンガ/ストーリー構成編」ではマンガで解説していますが、やや違う視点から解説してみたいと思います

「マンガを描くのに絶対に必要なもの」は何か?と聞かれたら皆さんは何と答えるでしょうか。

●マンガを描くための道具(ペンやインクやトーンや紙など)
●デフォルメされたマンガとしての絵が描ける事
●ストーリーが作れる事
●コマ割りなどの「マンガを見せるための表現」ができる事

以上のものが一つでも欠けたら、人に読んでもらうためのマンガは描けません。

ところが、これらのことよりももっと「根本的に絶対に必要なもの」が存在します。
世の中の「マンガ家志望者」の中には、この「絶対に必要なもの」を持っていない人も結構な数がいるのではないかと思います。
(そういう人の描くマンガは、だから訳の分からないモノになります)

さて、それは何でしょう?
答えを見れば、「なんだよ!そんなの当たり前でしょ!」と言う人がたくさんいると思うのですが、
「え?どゆこと?」という人も間違いなく存在します。

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