
(32)シン・マンガのマンガ/マンガ表現研究編 「マンガが描ける」と「評価されるマンガが描ける」の違い
初心者は「マンガを描けるようになりたい」と思い、教則本を読み漁り専門学校へ通い「マンガの描き方」を学びます。
その際に考えている「マンガの描き方」の主なる目的は、「デビューしてマンガ家になる」が基本的な思いだと思います。
そして頭にあるのは「面白いストーリーを作る」「絵が上手くなる」「受けるキャラクターを作る」が3大目的なのではないかと思います。
若い頃に「マンガ家になりたい」と思っていた私も、同じことを考えていました。
まだマンガの専門学校も少なく教則本も超少ない時代でしたから、雑誌などでの著名なマンガ家の先生のインタビューや「マンガの描き方」記事を目にする程度が多かったのです。
そんな中で「まんがエリートのためのまんが専門誌」と言い切っていた月刊コミック・マガジン「COM」には、マンガ家志望者向けの「どういうマンガを描くべきか」というレベルのアドバイスや記事が多く、若造でしかなかった私は「ありがたがって参考にしていた」ものでした。
ここから先は
1,464字
/
3画像

マンガを描くために何が必要なのか、必要な情報を発信するマガジンです。
知っておくと楽しくなり、役に立つ知識に出会える「定期購読マガジン」です。
定期購読「マンガCOMマガジン」
¥800 / 月
「マンガを描くために必要な知識&技術の情報マガジン」です。 マンガに関する1300以上の記事と更新中の最新記事全てをご覧いただけます。 自…
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?