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(45)シン・マンガのマンガ/マンガ表現研究編 「マンガ家になれなくてもマンガを描くだろうか?」

商業誌でデビューできない時期に描いていた自分のマンガは、「面白い」と思ってはいても「デビューできない事実」によって自信が持てませんでした。

「面白いと思ったから描いていた」わけですが、客観的な評価が得られないと結局「自信は持てない」のです。
デビューした後も同様で、「面白いと思って」描いていても「ヒットしない」と自信は持てないものなのです。

「名前が売れ有名になる」という評価で自信は持ち続けられるかというと、「いつまで有名でいられるのか」「いつまで人気が続くのか」という不安が常につきまとっていると推測できますし、さらに言えば「面白いマンガが描き続けられるか」という不安を持ち続けると思います。

私自身はさほど有名になれたわけではなく大ヒットを出すこともなかったので、セミリタイアした後に名前は忘れさられました。
これは当たり前のことなので、さほど「悲劇」ではありません。

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