「画力の重要性」の話
マンガを成立させるには、「画力」「マンガ表現力」「ストーリー構成・演出力」が必要であり、成立したマンガを評価されるためには「アイデア・発想力」がさらに必要となります。
今回の記事は、商業誌でデビューし活動するために重要なポイントは「画力」にあるのではないか・・・という話です。
「画力」「マンガ表現力」「ストーリー構成・演出力」全ての能力が優れていれば、デビューは可能です。
さらに「アイデア・発想力」が優れていれば、連載も手にするでしょう。
しかし、最初から全ての能力を身につけている人はいません。
デビューするためには、投稿や持ち込みからスタートすることになると思います。
持ち込まれたマンガの原稿をチェックする場合、最初に目に入るのは「絵」です。「絵」には「読者の目に耐えられるかどうか」というレベルがあります。
ツイッターで公開している「自分の描いたキャラクター」を拝見すると、「プロ並みの絵」もあれば初心者の描い素人の絵」もあります。
「魅力的な絵」が描ける画力を「❤️レベル」とし、魅力的ではないけど「不自然ではない絵」が描ける画力を「⭕️レベル」とすると、「初心者の描いた素人の絵」は「❌レベル」となります。
「初心者の描いた素人の絵」ってどういうものなのかはなかなか想像しづらいと思いますが、「自然な人間(適切なプロポーション)が描けない人」にマンガを描かれても、商業誌の作品として読者には受け入れられにくいため、認めてもらうのは難しいです。
ネットやコミケなどで趣味として自作品を公開するのであれば、どんな絵であろうとOKです。
「❌レベル」の画力でも、「マンガ表現力」「ストーリー構成・演出力」が優れていれば、マンガとしての面白さは十分伝えることも可能です。
今回の話は、「商業誌デビュー」を目指している場合の話です。
なぜ「画力」についてこのような記事を書いたのかといえば、18年の講師経験を通して気づいた事があるからです。
★最初の一例は「講談社フェーマス」での体験。
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