新しい要素は作品を面白いと感じさせるものなのです。
ひと昔前に、連載されていた「ドラゴンボール」というマンガでは大発明があって、「天下一武道会」というジャンルと、「戦闘力」という設定は画期的な登場だつた。
今では当たり前に利用されているけれど、これを生み出した才能は「天才的な力」なのです。
「戦闘力」の設定と書くと誤解されやすいが、すごいのはスカウター(?)という機械を通して「数字」として見えるようにした表現。
分かりやすいし、数字を見ただけで凄さが伝わってしまう。
マンガだからこその発想に「凄えなぁ!」と感心したのです、当時の私は。
今までになかったものが描かれるから、新鮮な面白さがそこに現れ、みんなが夢中になるのです。
「面白さ」の本質は、「見たい」ものだったけれど「見たことがない」ものを形として「見せてくれる」こと。
「そうそう、こういうのがずーっと見たいと思っていたんだ」を、「どう?いいでしょ?」と見せてくれるものは基本的に「凄いもの」だし「面白い」ものなのです。
例えば「スターウォーズ」が初めて登場した時、世界中で超・大ヒットした。
本気でスペースオペラをリアルに表現したからだ。
「実際に使われてやや汚れてしまっている」感をリアルに映像で表現した未来のマシンとか、出てくるロボットたちがおもちゃっぽくないリアルな機械として作られているとか、異星人が作り物モロのハリボテではなくリアルな生き物として描いているとか。
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