【週刊連載漫画企画】第2話 応募する賞決定!おすすめの漫画賞の選び方とは!? #読切のシラバス
こんにちは!
漫画編集者志望の東大生カキョウと申します。
同じくこんにちは!
漫画家志望の神杉名戸理と申します。
お読みいただきありがとうございます!
毎週土曜日更新note「#読切のシラバス」
の第2話目です!!
初めて読む方もいると思うので今一度企画概要を説明します。
【要旨】
学生漫画編集者志望(私)
✕
学生漫画家志望(参加者)
のタッグで、7月~9月末の3ヶ月を通して漫画の読切を一緒に制作し、9月末締めの漫画賞に応募して受賞することを目標とする。
その読切の制作過程をすべて公開するのがこのnoteです!!
今回はそんな週刊連載漫画企画の
第2話
「 応募する賞決定!おすすめの漫画賞の選び方とは!?」
です!
【第2話の概要】
第2話では
今回の企画で制作する読切の
応募する賞,目標とそう決めた理由を話します!
そして、漫画家志望の方が1番最初に悩まれるであろう漫画賞の個人的なおすすめの選び方も紹介します。
週刊連載漫画企画「 #読切のシラバス 」は
漫画家志望の方も、そうでない方も楽しめるnote企画ですので、
ぜひスキ❤️とnoteや我々のTwitterのフォローお願いします!!
私:@rextuku1
神杉名戸理さん:@natori_too_god
↓これまでの話はこちら
■応募する賞発表
今回の企画において
参加者募集のnoteで想定していた漫画賞は以下の3つの賞でした。
実はこの3つの中でも特におすすめの賞があったのですが、初回の打ち合わせで希望を聞いたところ
神杉名戸理さんも
ちょうどその賞が気になってた!
ということですんなり決まりました!
その漫画賞というのが…!
半年に一度の祭典!
第111回 新人漫画賞
です!!
以下基本情報です。
その賞に決めた理由
元々神杉名戸理さんが講談社に持ち込もうと思ってた
受賞数が多い上にマガジンライズと重複応募可能で受賞可能性が高い
授賞式がある
特別奨励賞以上でマガポケ(アプリ)に作品が載る
この賞の最大の魅力は2番と4番です。
まず、2番のマガジンライズというのは
今年の5月にできた新しい月例賞のことです。
↓詳しくは以下のnoteを参照
通常、半年に1回行われる豪華な漫画賞と月例賞の重複応募は不可能です。
例えば少年ジャンプや少年サンデーで言うと
ジャンプ:手塚賞とJUMP新世界漫画賞
サンデー:小学館新人コミック大賞と新世代サンデー賞
は重複応募不可能ですね。
だけど新人漫画賞とマガジンライズはそれが可能なんですね!
受賞可能性が実質2倍になるのでとても魅力的です。
次に4番なんですが、これは目標と合わせて紹介しようと思います!
■目標
新人漫画賞は半年に一度の大きな賞ということもあって、非常に賞が豪華です。
この中で「漫画制作経験が共に0」である私たちの今回の目標は…
特別奨励賞です!!
新人漫画賞でいうと下から2番目の賞です。
けど漫画家志望の方なら分かると思うんですが、初投稿で特別奨励賞が取れることなんてまずないです。
そもそも佳作以上っていうのは
担当がついていて受賞歴がある人
すでにアシスタントとして働いている
別の出版社で連載経験済み
などの人しかまず取れません。(たまに鬼才が取るけど)
一方
神杉名戸理さんは…
漫画の制作経験がほとんどない(ネーム1本ぐらい)
なので!
特別奨励賞が取れたら快挙です!
実は企画考案時は
「奨励賞を取って担当についてもらうこと」
が目標だったので
当初より目標を高く設定しています。
理由は神杉名戸理さんのポテンシャルが高いことと…
特別奨励賞以上をとったらマガポケに載せてもらえるからです!
多くの漫画賞では、佳作以上の数作品しかアプリに載せてもらえないのでこれは非常に大きな魅力です。(特別奨励賞は7本ぐらい出る)
今回の企画で制作した読切をぜひ皆さんに、アプリで読んでもらいたいから目標を特別奨励賞にしました!
特別奨励賞狙って頑張ります!!
受賞したら全てのページの狙いを1ページずつ解説するつもりです。(どこで伏線を入れたのか、どういう意図でこういうセリフにしたのかなど)
では最後におすすめの漫画賞の選び方を解説します。
■おすすめの漫画賞の選び方
まず1番おすすめしない選び方を紹介します。
※主に初投稿〜担当のついてない漫画家志望の方向けに、個人の意見を述べています。
①漫画賞は賞金で選ぶな!
これは初投稿の方が特にやりがちな選び方ですね。
確かに最高賞金100万円、200万円とかめっちゃ夢あります。
でも初投稿で最高賞なんてまず取れません。
実際のデータを示しておくと
JUMP新世界漫画賞で入選100万円を取ったのは過去75回で1人のみ
MGP(マガジンライズ前の月例賞)では入選70万円はおろか準入選50万円以上も数年間出ていない
つまり、最高賞の賞金額で賞を選ぶのはかなり意味のない行為です
次にそもそも漫画賞に応募する目的とは何か考えたいと思います。
②漫画賞に応募する目的とは
もちろん応募する方の中には、趣味で描いた漫画を応募したいだけ、賞金が欲しいだけといった方もいると思いますし全然自由だとは思います。
しかし、本気で漫画家になりたいのであれば目的は1つです。
それは担当編集についてもらうことです!
(すでに担当がいる場合はまた違います)
編集がつくメリットとしては
漫画制作のノウハウが豊富
連載ネームへ移行する決定権がある
アシスタント先を紹介してくれる
などが挙げられます。
雑誌での連載を目指すのであれば、担当編集は必須というわけです。
担当編集との相性はあると思いますが、まずついてもらうことを目標としましょう!
これらを踏まえた上で
最後に漫画賞を選ぶ上での優先順位を紹介します。
③漫画賞を選ぶ上での優先順位
結論から言うとこの優先順位が1番おすすめです。
受賞数が多いか(担当編集がつく)
行きたい雑誌か
授賞式の有無
過去作の傾向
賞金が多いか
①まずは受賞数が多いかどうかで選びましょう。
特に見て欲しいのが担当編集が必ずつく賞の数です。(1番下の賞だと担当がつかない場合もある)
受賞数は過去の発表を見ればなんとなく分かります。
初投稿であれば10本以上は賞出してるやつ選びたいですね。
②やはり好きな雑誌で賞を選ぶことは大切です。
漫画賞に応募する作品を作るのは基本的に孤独で辛い作業です。
そんな時に「好きな雑誌に載るぞ!」という気持ちは支えになります。
ただ、仮に行きたい雑誌の賞の受賞数が少なかったり
現在の作風と受賞傾向が違ったら
同じ出版社の別の雑誌の賞に応募するって手があります。
出版社が同じであれば、雑誌の行き来は比較的容易です。(もちろんそう簡単にはできないです)
担当編集がつかずに、何回も挑むよりは授賞可能性が高い方を選びましょう。
③授賞式の優先度が高いのは行ったら
プロの漫画家さんに会える!
同年代の漫画家志望に会える!
飯も会場も超豪華!
なので創作のモチベが爆上がりするからです。
賞金以上に嬉しい体験だと個人的に思います。
1番下の賞でも行けるので、高額賞金より全然現実味があります。
↓実際の様子。流石にこれは漫画ドリーム。
手塚賞、新人漫画賞、ちばてつや賞などに授賞式があります。
④過去作の傾向はかなり分析するのが難しいので、そこまで考慮する必要はないです。
しかも結局ジャンプとかマガジンとか少年漫画の賞は多種多様な作品が受賞しているので、傾向なんてほとんどないです。
ただ、少年漫画賞と青年漫画賞の受賞作傾向には、結構違いがあるので注目しましょう。(もちろん少女漫画も全然違いますね!)
⑤賞金で選ぶのは先ほども言った通り良くないです。
どうしても見るなら現実的に狙える佳作以下の賞金が多いかどうかで見てください。
でも、金目当てなら漫画賞に応募するより、バイトした方がずっと稼げます。
※全て個人の意見です
以上「おすすめの漫画賞の選び方」でした!
ところで授賞した場合私は授賞式行けるのか…?(無理)
■今後のnote更新予定
次回更新予定日:7月15日(土)
第3話:初回打ち合わせ公開!編集者と漫画家が仲良くなるには?
次回は
私と神杉名戸理さんとの初回打ち合わせの内容を元に「初対面の編集者と漫画家が仲良くなる方法」について書いていきます!
↓3話更新されました!ぜひ続けてお読みください😊
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それでは来週土曜日に公開予定の3話でまたお会いしましょう!!
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