「CHANTO」が提案する、多様な家族の姿と時短術
雑誌「CHANTO」を絶賛お勧めするレビュー3回目。
「CHANTO」とは、働きながら家事育児をする人に向けた、ライフスタイル雑誌です。毎月7日発売。紙に加え、電子書籍版も販売しており、楽天マガジンやdマガジンといった雑誌読み放題サービスでも読めます。
私が気に入ってるところは大きく3点あります。
1)男性の存在感が強く、男性も読める家事育児雑誌である
2)どんな記事にもタイムスケジュールがついている
3)多様な家族を紹介し、色んな在り方を認めている
今日は3つ目の「多様性」について。
「CHANTO」の持つ多様性は色々な切り口があります。2019年12月の大特集で取材されていた人のプロフィールはこんな感じでした。
取材対象となる人(夫婦)は、年齢もキャリアもバラバラです。”ワーキングマザー”を中心読者(ターゲット)としてるせいか、フルタイム勤務が1番多いですが、時短勤務もいますし、経営者やパートタイマー、育休中の方まで様々です。年齢は30~40歳、お子さんは1人目の家庭もあれば、3人の家庭もあります。
他の号では、7年間の専業主婦を経て会社員に復帰した方や、雑貨ショップをオープンした方などもいますし、SNSアカウントを出してる方もいます。多様なプロフィール欄を読むだけでも楽しいです。
多様な家庭の、多様な生活
2019年12月号の大特集「夫婦で今すぐ! 時間管理の達人になる!」では、性格診断を行って、母親を4つのタイプに振り分けます。予定詰め込みタイプ、完璧主義タイプ、好きなこと優先タイプ、マイペースタイプ。(引用を省いてますが、父親も診断可能です。)
この性格診断で良いなと思うのは「好きなこと優先タイプ」があること。紹介された3人のお母さんたちは、日曜日に1人で出かけるなど、自分の時間を優先し、その間の家事育児はお父さんが担当してました。
こういう「お母さんが自分の時間を優先して良い」という提案も、ありそうでなかった感がありまして。お母さん1人で努力・尽力・工夫するような提案ではなく、家族で、夫婦で時間を作っていく様子が新鮮に感じました。
この特集では趣味の管弦楽、趣味の三味線、資格取得の為の勉強をする3人のお母さんが紹介されましたが、別に飲みに行っても良いし、映画や観劇を楽しんでも良いと思います。
最終的には夫婦で納得、満足し、喜びや楽しみの多い生活を目指せれば、それが一番だと思います。
当たり前の家事や育児をやめてみる、という提案
お母さんが自分の時間を作るのはとても良い。でも、その一方で「しわ寄せがお父さんに集まるのでは…?」と心配にもなります。「CHANTO」はその辺りも配慮出来ていると思います。
紹介される「家事や育児の時短術」には「やめる」という選択肢が示されています。例えば料理の時短術として紹介されたのは以下のような方法がのってます。
料理アプリを使って調理を10分で終わらせる。レトルトやチルド食品を使う。外食しちゃう。色々な時短術の中で、自分の価値観や優先順位と合うものを選べる。
特集記事とは別の場所で、レンジでチンするだけで食べられるレトルト食品「こどものためのボンカレー」を紹介していました。お父さんと子どもでお留守番する時に…ともあり、広告ですが特集記事とつながりを感じる提案なので、好ましく感じました。
家事育児の負担を減らす提案は料理だけではありません。以下も特集記事からの抜き出しです。
子どものモノを片付けること、寝かしつけ、洗濯物を畳むこと、三角コーナーを使うこと…。「当たり前」と思っている家事育児をやめてみる。
私も最近になって色々な家事をやめました。「CHANTO」に掲載されている中だと「洗濯ものはたたまない」「三角コーナーを使わない」を実践しています。
他には買い物に行くのをやめて、ネットスーパーを利用しています。「買い物に行かない」は私にとっては革命的な出来事で、毎週2-3時間かかっていた家事が、20分程度で終わるようになり、食材ロスもなくなり、食費も減りました。
当たり前と思っていた家事をやめることは、最も効果が出やすい時短術です。
…と、いうことで「CHANTO」はお勧めです
長々と説明して来ましたが、共働き夫婦が家事育児シェアに関する情報を得られる、生活を豊かに出来る情報を得られる、素敵な雑誌だと思います。
感想をSNSに投稿すれば図書カードをもらえる
今だと、SNSで感想を言ったり、ブログなどでレビューを書いたら500円の図書カードがもらえるキャンペーンをやっているみたいです。
紙の雑誌が600円、電子書籍版は484円なので、電子書籍版を買えば(もらえるの図書カードだけど)実質無料ですね。
”抽選で100名”らしいですが、「週刊少年ジャンプ」みたいな読者が多い雑誌ならともかく、SNSで100名以上が雑誌の感想を書くことなどないので、かなりの確率で当選すると思います…。(1番売上部数+SNS上の感想が多そうな「VERY」でも100人はいかない気が…)
こういうキャンペーンをきっかけに読む人が増えると良いなあ。素敵な雑誌なので、ぜひ、手に取ってみてください。
3つ記事を書いたのだけど、「CHANTO」は子育て系の記事も秀逸なものが多いのでもう1回感想を書きたいな…。
長くなりましたが、ひとまず以上です。
※子育て系の記事について書きました~