ワーママのタイムスケジュールを見たいなら、「CHANTO」を読むと良いと思う
昨日の続きです。
【せつめい】
最近、雑誌「CHANTO」のすばらしさに気付いた私が全力でお勧めする記事。「CHANTO」の好きなところ、気に入ってるところは大きく3点あります。
1)男性の存在感が強く、男性も読める家事育児雑誌である(昨日の記事で書いた)
2)どんな記事にもタイムスケジュールがついている(この記事で説明)
3)多様な家族を紹介し、色んな在り方を認めている(明日以降)
今日は「CHANTO」に掲載されてるタイムスケジュールについて。タイトルではSEOを意識して「ワーママ」と書いてますが、夫婦のタイムスケジュールが載ってることも多いので、男性も女性も参考にできます。
保活明けのタイムスケジュールを知りたい、というニーズがある
私は育児家事、働き方など、多様な本やサイト、SNSをチェックしています。
以前、4月に育休が明ける女性から「ワーママのタイムスケジュールが載ってるブログやサイト、本ってないですか?」と相談を受けたことがありました。
保育園の送り迎えやお弁当作り、掃除・洗濯・料理といった日常の家事。夫とどうシェアする?家電を買うことを検討するか?家事代行サービスや宅配食材を利用する???
検討したいことはたくさんある。そのとっかかりとして「復職後のタイムスケジュール」を見て、シミュレーションしたい。
調べると会社員として勤めるお母さんのタイムスケジュールは見つかりますが、正直、あまり読みやすくない。テキストを並べただけで閲覧性が低く、イメージしにくいのです。
家事育児しながら働くお父さんのタイムスケジュールや、家事シェアの内容は、更に見つかりにくいです。
ネット上で読めるタイムスケジュールでお勧めのもの
私が紹介してたのはイラストレーター=在宅仕事のナコさんのスケジュールです。イラストがかわいいし、1日の流れがよく分かります。
会社員(時短勤務)しながら育児漫画ブログを運営しているパン耳さんのタイムスケジュールも良いです。パン耳さんは料理に時間をかけないノウハウを紹介したりもしてます。
こういうスケジュールへのニーズはあるので、良い本が出ないかしら…?などと思っていました。
でも、スーパーマンにはなりたくない
たまにTwitterなどで晒されますけども。
婦人向け雑誌に掲載されるワーママのタイムスケジュールの中には、「えっ?睡眠時間何時間だ??」「まあワンオペだとこうなっちゃうかしら…?でもこんな生活、長続きしないでしょ…体壊すよ…」と思うものもあります。
タイムスケジュールを見ながら「もっとがんばれ!」と言われているような気持ちになる。ワーママ=スーパーウーマンでないといけないのかと、苦しい気持ちになってしまう。
「CHANTO」の記事で紹介されるスケジュールは、余裕があるとは言えないけれど、手を抜くところは抜いて、やらなくて良いことはやらないことにして。無理を感じないものが多いです。
「CHANTO」の記事についているタイムスケジュール
やっと本題。
上は「CHANTO」2019年12月号の大特集から抜き出した画像ですが、左側に取材した夫婦の「平日の時間割」や平日やっていること、が載ってます。
アップにしてみましょう。画像がつぶれてますが、右側のピンクの●は妻、グレーの●は夫です。
こちらのご夫婦は出勤時間が違うことを生かし、妻から夫に家事育児をリレーするような形で平日を回しています。家事育児のどの部分をどちらが担当しているかも、一目で分かります。
さらに、ページをめくると同じご夫婦の「休日の時間割」が載っています。「CHANTO」は平日と休日、両方のタイムスケジュールを掲載していることも多いです。平日出来なかった家事を休日でリセットする方もいれば、休日朝はゆっくり過ごしている方もいます。
12月号の特集「夫婦で今すぐ! 時間管理の達人になる!」では、4組のご夫婦の平日・休日のタイムスケジュールに加え、8組の夫婦の平日のタイムスケジュールが掲載されています。計12組(24人)分です。育児休暇明けのご夫婦もいるのが嬉しい。
タイムスケジュールは家庭によってバラバラです。優先することも違えば、家事のこなし方や時短術、利用しているアプリも様々です。
時短勤務をしてる人もいればフルタイムの人もいるし、食事をしっかり作っている人もいれば朝食はパンを利用するなど調理の手間を省く人もいる。「TimeTree」(家族向けの無料カレンダーアプリ)でスケジュールを共有している夫婦もいれば、紙のカレンダーに書き込む夫婦もいる。多種多様です。
12組も掲載されてると、「うちと近いタイプは…?」と探すことも出来、タイムスケジュールや時短術を参考にしやすいです。
他の記事のタイムスケジュール
2019年12月号については、「時間管理」特集なのでタイムスケジュールが掲載されていても当然に見えます。他の記事はどうでしょう?
私は2019年9月号から12月号まで4号、読んでいますが、毎号、誰かのタイムスケジュールが掲載されていました。
例えば、2019年10月号の特集「もう、料理に迷わない!」。テーマは料理ですが、平日夜のタイムスケジュールが掲載されています。3つの家庭が登場しますが、夜ごはんを作る時間はみなさん、15分くらい。15分で作る為の工夫(時短術)も掲載されています。
同じく10月号の記事「家事ストレスから解放された人が やっている収納やめた収納」。テーマは収納だけど、タイムスケジュールが掲載されていますし、時短につながる収納の工夫ともに、時短家電が紹介されています。
こちらは2019年11月号。「管理職ママでも超スムーズな時間術」ということで、タイムスケジュールが掲載されています。12月号での特集は家のことを中心とした時間管理、11月号の記事は会社での仕事を中心とした時間管理なので、読者への提案方法もちょっと違います。
家事育児しながら働く人のタイムスケジュールが見たいなら「CHANTO」
記事を引用しつつ「CHANTO」に掲載されたタイムスケジュールを紹介してきましたが、これだけ多種多様のタイムスケジュールを掲載している雑誌は他にないと思います。
タイムスケジュールがあることで、提案される時短術の説得力が増すといいますか。家事をがんばらない勇気が出るといいますか。
「CHANTO」というタイトルなので、最初「家事も育児もちゃんとやろう!」みたいな、体育会系のイメージがあったんですが、読んでみると「ちゃんと」の方向性が全く違っていて。
12月号のキャッチコピーは「くつろぐ時間も、ちゃんと大切に」なのですが、記事を読みつつ、「母親である自分を休んで、私という個人を楽しませても良いのだ」と思えるのが、とても良いなあと思っています。
私が「CHANTO」が良いな!これは推せる!と思ったきっかけは、料理や収納の記事にもタイムスケジュールが掲載されていて、3か月連続でタイムスケジュールが掲載されていたからです。
こういう取り組みをする雑誌も、ありそうでなかったと思います。
最後の1つ、「多様な家族を紹介し、色んな在り方を認めている」は今日紹介したタイムスケジュールからも伝わるかと思いますが。次回にもうちょい説明できると良いなあ。
「CHANTO」は電子書籍版が484円(税込)、紙版が600円。dマガジンや楽天マガジンなどの雑誌読み放題サービスでも読めます。
ではまた。
※続きを書きました。