【推しマンガ】自分の足を見て溜息ばかりだった私を変えてくれた出会い
これは、1つの漫画に出会い、私にとっての「きれい」を探すお話。
このお話は始まったばかり。温かく見守っていただけたら嬉しいです!
プロローグ
「痩身」「脱毛」「エステ」
自分磨きの幅が広がり、きれいになる方法がこんなにもあるなんて。
広告や通り過ぎる人を見ては、自分はどうなりたいか自問自答する日々。
SNSを開けば、
「脚痩せ」「脂肪燃焼」「肌荒れ改善」
といったキーワードの投稿が溢れる。
「きれいになりたいんでしょう?」
そう言われているような気がして、焦る。
電車の椅子に座ったとき
きれいめのパンツを履いたとき
ショート丈のアウターを羽織ったとき
タイツを履いた足を鏡で見たとき
目線は自然と足へ行き、溜息が出る。
体重は標準体重。洋服もSサイズかMサイズを着ている。
だけど、もっと足が痩せたらなぁと思う。
人生を振り返ると、自分の足を細いと思ったことがないような、、、
エスカレーターに乗ったとき、前の人の足をみて
「細くて羨ましいなぁ」
と思うと同時に、足が細いのはずるいとさえ思う。
今までダイエットをしたことがない私が、SNSに投稿されたダイエット方法が続くか怪しい。毎日がチートデイになるに違いない。
なら、プロに任せるか。人の目があったら、続くでしょ。
そう思って、とりあえず、エステの体験へ。
そこで、ダイエット成功の道のレールが敷かれるはず…だった!!
これは挫折ではなく、私にとっての「きれい」を探すお話です。
第1章:違和感の正体
みなさんは、自分の身体に対して、「もう少し、こうだったらなぁ」と思ったことはありますか?
私は、めちゃくちゃあります!笑
「ブラックウィドウ」のナターシャを見て、かっこいいヒップになりたいなぁとか(妹のエレーナもかっこいいんですよね…)
「ブラックパンサー」のオコエを見て、このメイク似合ったらいいのになぁとか(がっつりアイラインが最高にかっこいい!!肌もきれい…)
こんな風に好きなキャラクターに出会うと、こうなれたらいいなぁと憧れで心がいっぱいになります。それをエネルギーに痩せることを決意しました!
痩せたいなと思ったきっかけを振り返ると、「自分の足を見た時に、落ち込みたくない」が1番の理由でした。
とりあえず始めなきゃ!で申し込んだ体験は、本契約には進まなかったものの、私にとって意味のある体験になりました。
エステでまず始めに話したのは、「どうなりたいか」です。
部分的に痩せたいのか、全体的にサイズダウンしたいのか。
私は、ダイエット自体が初めてだったので、とりあえず理想を話しました!笑
担当者に話をすると、まずは体重を美容体重(モデル体重ともいいます)に、体脂肪率も下げないとだめですね。とのこと。
脂肪を燃焼してから、筋肉を鍛えていく必要があるらしい。
そして、どうやらダイエットにおける目標は、大体この3つを挙げるようです。
・体重
・サイズ
・体脂肪率
全ては繋がっているのかぁ。これだけ、あれだけっていうのは難しいんだなぁと学びました。(今思うと、分かるだろって感じですけどね笑)
そして、次に言われた言葉に私は違和感を覚えます。
第2章:みんながみんなTWICEになりたいわけじゃない。
「タイトな服が綺麗に着れる」
「ロングブーツが似合う足になる」
「海外でビキニを着て楽しめる」
痩せたあとのイメージをすることで、モチベを上げる言葉。
私には、「今の自分を否定してくる言葉」に聞こえてしまったんです。
エステの方達は応援する気持ちを込めて言葉をかけてくださっているし、他の方にとってはモチベを上げる言葉になっていることも頭の中で分かっているんだけど・・・
今、自分が着てる服は体型を隠すためでも、「似合わないなぁ」と思って着ているわけでもないのに、、、!!
でも、こんなこと思っちゃだめだよなぁと、ネガティブの沼に片足を突っ込みました。
でも、この思いって本音だなと気づいて、はっとしたんです。
今って、至る所に脱毛やエステの広告があって、SNSやTVを観れば、細くて綺麗と言われている人が沢山いる。その流れに流されて、私も痩せなきゃ!細くならなきゃ!って勝手に焦ってたんだなぁと。
私が着ている洋服だって、洋服に着られているわけではなくて、自分で選んで着ている。それでいいんじゃない?
そうだよ、みんながみんなTWICEになりたいわけじゃない。
第3章:「きれい」のゴール
こう考えられるようになったのは、自分でめちゃくちゃ考えた!って訳ではなくて、ある作品との出会いがきっかけでした。
▼『ブレス』著:園山ゆきの
※下記、ネタバレありです!ご注意を!
読了後、「めちゃくちゃ最高な作品を見つけてしまったー!!」と思いました。笑
2人が周りの期待からはみ出さないように生きている姿が、世間の「きれい」に流されてしまっていた自分の姿と重なって見えたから。人が思い描く自分の姿に合わせるのは楽だけど、息苦しい。2人が抱えていた思いに「そうだよね」と共感しまくりでした。
作中で私の心に火を灯してくれたのは、炭崎の台詞。
この台詞を読んだ時、心臓の鼓動は早くなり、漫画を持っていた手から全身をぶわっと、熱いなにかが駆け抜けていきました。
私はこの言葉に出会って、自分を世間の型にはめることを辞めました。
一般的に、そばかすは消すものと認識されています。
シミ・そばかすのない陶器肌を売りにしている化粧品もありますよね。
でも、炭崎が「消さずに残したい」と言ったのは、自分にとって消すものではないという認識があったのもあるけれど、消してしまったら、母がかけてくれた温かい言葉も消えてしまいそうだからだったのかなとも思うんです。
自分の中にある「大切にしたいこと」を大切に出来ている炭崎を見て、やっと本音に気づけました。
きれいのゴールって、痩せたり毛を無くすことだけじゃない。
今の自分がいいんだ!と思えたら、ゴールなんだと思います。
今の私はまだスタートしたばかりです。
現在は、話題のチョコザップを契約し、週に2,3回通ってます。
人の目も大切だけれど、自分のペースで出来る方が自分には向いていたようです。そして、なんと!筋トレって意外と楽しいんだなと思えるところまできました。笑
これからの自分も、これからの『ブレス』もとっても楽しみです!!
このお話は続くので、「最終章」は書きません。
それでは、また!
ライター:鶴田