投資で損をしても慌てない。確定申告をうまく活用する方法とは?
驚きのニュースが飛び込んできました。3月16日だった確定申告の期限が1カ月伸び、4月16日になりました。新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐための措置です。国税庁は「税務署に来なくても確定申告できる」と呼びかけています。
期限が延びたとはいえ、油断は禁物です。3月もギリギリになって税務署に駆け込んだ去年の自分を思い出すにつれ、今回も後から「申告しておけばよかった!」という事態になるかもしれない……と身を引き締めています。
手続きについて調べていると、意外と知らなかったチェック項目が出てくるものです。その一つが投資で被った損失を軽くできる「損益通算」という仕組み。一定の条件に当てはまれば、投資で得た利益と損失分を相殺し、納める税金を減らせる制度です。
ただし全ての金融商品で損益を一本化できるわけではないので、注意が必要です。きょうのクイズはすべての投資家にチェックしてほしい内容です。
利益と組み合わせても損失が上回る……そんな場合も確定申告をしましょう。損失は最大3年間繰り越しが可能で、翌年利益が出ればまた損益通算できます。
投資で損をしないためのテクニックも大切ですが、損をしてしまったときの対処法を頭に入れておくだけで気分が楽になるはず。もっと賢くお金と付き合う手段の一つとして、マネーのまなびを活用していただけると嬉しいです。
3月23日、マネーのまなびがパワーアップして日経電子版に登場します。クイズと合わせてこちらもぜひご期待ください。
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