惑星マンダロア・マンダロリアンの重要な歴史【STAR WARS『マンダロリアン』シーズン3配信日決定記念】
時は2022年12月2日。
「STAR WARS」ファン待望の『マンダロリアン』シーズン3の配信日が2023年3月1日に決定したニュースが舞い込んだ。
この記事をご覧になっている “This is the Way”の皆様は、既にYouTubeなどで『マンダロリアン』シーズン3の予告をご覧になっているはずだ。
シーズン3ではシーズン1・2以上に「惑星マンダロア」及び「マンダロリアンたち」の歴史に大きく関わるシリーズになっていく事を予想されている方も多いだろう。
ディズニー買収以降、様々な「STAR WARS」スピンオフ作品がリリースされたが、失敗作の数々に呆れ返ったのは未だ記憶に新しい。
唯一、輝いていたはずの『ローグ・ワン』のスピンオフ『キャシアン・アンドー』でさえ、あまりパッとしなかった事を考えると、心の底から楽しめる“俺たちのスター・ウォーズ”は、ジョージ・ルーカスの魂を受け継ぐデイブ・フィローニ氏が大きく関わった作品しか残されていないことは、もう誰もが分かっている事だ。
「STAR WARS」シリーズ最後の希望、『マンダロリアン』シーズン3を楽しみ尽くす為、現時点で判明している“マンダロリアンたち“の歴史を振り返っておこう!
とは言うものの、映画6部作だけでは“惑星マンダロア“さえ登場しないと言う壁が立ち塞がる。
“マンダロリアンたち“の物語を知るには「クローン・ウォーズ」「反乱者たち」まで全て見返さなければならないのだ。
無限にあると錯覚するアニメ作品を全て振り返るには、途方も無い時間がかかる・・・。
安心してください!
ワタシがやっておきました!!!
では、さっそく始めよう。
<アニメ、実写作品における惑星マンダロア・マンダロリアンの重要な歴史>
(正史と位置付けられていても小説・ゲーム・コミックなどは含まない)
古代
マンダロリアンには1万年の歴史があり、「ミソソーがマンダロアの新時代を告げる」という予言がある。(TheBookofBobaFett:第5話で言及)
マンダロア・ザ・グレートがジェダイと戦う。(マンダロリアンS1:第8話で言及)
1000年以上前ジェダイに加勢した初のマンダロリアン、ター・ウィズラがダークセーバーを制作。
彼の死後ウィズラ家のマンダロリアンがジェダイ聖堂からダークセーバーを盗み出した。(反乱者たちS3:第話で言及)
Ep1以前の近代
マンダロア内戦で戦士文化の伝統を捨て平和主義を掲げる新マンダロリアンと、後のデス・ウォッチとなる保守派が戦う。
新マンダロリアンが勝利し惑星マンダロアを統治、敗れた残党はコンコーディアの月に逃れた。(クローンウォーズS2:第12話で言及)
新マンダロリアンを率いるサティーン・クライズの護衛の為、クワイ=ガンとオビ=ワンがマンダロアに派遣された。(クローンウォーズS2:第13話で言及)
ジャンゴ・フェットもこの戦いに参加した。(マンダロリアンS2:第6話で言及)
Ep2
賞金稼ぎとなったジャンゴ・フェット、パドメ暗殺の失敗。
オビワンの活躍によりボバ・フェットとクローン兵の遺伝子ホストである事が判明。
メイス・ウィンドゥに殺される。
クローン・ウォーズ期
マンダロリアンの兵士による共和国軍への襲撃事件が発生。新マンダロリアン政府と分離主義勢力の関わりが疑われる。
ドゥークー伯爵と繋がる過激派デス・ウォッチ、サティーン女侯爵を狙い首都サンダーリでテロ事件を起こす。
コンコーディアへデス・ウォッチの偵察に来たオビワンとダークセーバーを手にしたプレ・ヴィズラ総督が戦闘。
サティーン女侯爵は政府とデス・ウォッチの関わりを否定する為コルサントへ向かう。
度々デス・ウォッチよるに襲撃を受けるもオビワンとアナキンの活躍で全て未遂に終わる。
デス・ウォッチの脅威に対抗すべくマンダロアへ共和国軍派兵が検討されるも、サティーン女侯爵は共和国による内政干渉を拒否し、クローン戦争における惑星マンダロアの中立を宣言する。(クローンウォーズS2:第12・13・14話)
※S2:12話でダークセーバー初登場
クローン戦争の影響で貿易が滞るマンダロア、密輸品による闇市場が栄え、政治の腐敗が蔓延した。
首謀者の首相アルメク、パドメとアソーカの活躍で汚職が露呈し失脚。(クローンウォーズS3:第5・6話)
デスウォッチのプレ・ヴィズラはドゥークー伯爵の行方を追っていた。(クローンウォーズS4:第14話)
※この回は他に繋がる話が何も無い
デスウォッチは生きていたダース・モールと弟サヴァージに接触し、モール率いる犯罪組織を味方にマンダロアへ侵攻。クーデターは成功しサティーン女侯爵は投獄された。
戦士文化の復興を掲げるプレ・ウィズラによるマンダロアの政権が誕生した直後、プレ・ウィズラはダース・モールとの決闘に敗北し死亡。ダークセーバーはモールの手に。
脱獄させた元首相アルメクを使ったモールによる傀儡政権の誕生。
サティーンを助ける為オビワン単身でマンダロアへ赴くも、モールはサティーン女侯爵を殺害。
副官ボカターンが率いるナイトアウルのメンバーは、余所者がマンダロアのトップに立つ事を不服としてデスウォッチを離脱しオビワンの逃走を助ける。
勢いを増すモールを快く思わないダース・シディアスがシスの2人の掟に基づきマンダロアへ急襲。モールは捕らえられ、サヴァージ死亡。(クローンウォーズS5:第14・15・16話)
「マンダロア包囲戦」
デス・ウォッチの残党を率いるガル・サクソンらの助けで脱獄したモール、再びマンダロアへ。
ボ=カターンはアソーカと共和国軍の助けでモール、アルメクの政権を打倒。
惑星マンダロアの中立は破られ、事実上共和国に加わった状態になる。
ボ=カターンを新リーダーとしてマンダロアを復興するかに思えた直後、パルパティーンによるオーダー66が発令される。(クローンウォーズS7:第9・10・11話)
マンダロア包囲戦の最中「千の涙の夜」で多数のマンダロリアンの新兵が殺害されたとモフ・ギデオンは語った。(マンダロリアンS1:第8話で言及)
ボ=カターンはクローン戦争終盤にジェダイによって摂政を任じられ正当なマンダロアの統治者になるも、共和国は銀河帝国へと生まれ変わりマンダロアは帝国領に置かれた。
サクソン一族の裏切りでボ=カターンは失脚。皇帝パルパティーンによりガル・サクソンがマンダロアの総督に任命された。(反乱者たちS4:第1話にて言及)
その他
ディン・ジャリン、分離主義勢力に両親を殺されデスウォッチにより救出される。(マンダロリアンS1:第8話)
フェン・ラウが第三次マイギートの戦いに共和国軍として参戦。デパ・ビラバとケイレブ・デューム(ケイナン)を救う。(反乱者たちS2:13話で言及)
ボバ・フェットがメイス・ウィンドゥ暗殺を試みる。(クローンウォーズS2:第20・21・22話)
※この回でジャンゴから受け継いだヘルメットとスレーブ1がどちらも爆散しているが、それらを修復する話は今のところ出てないと思われる。
さて、クローン戦争が終結しました。
ここで補足情報ですが、最初に銘打ったように、この年表は正史と位置付けられていても小説・ゲーム・コミックなどの内容は含みません。
それは、デイブ・フィローニ氏があまり小説・ゲーム・コミックとの整合性を取った作品作りをしていない様に感じられるからです。
ダース・シディアスによって捕らえられたモールがデス・ウォッチの残党の助けで脱獄してマンダロアへ帰還するお話は、残念ながらアニメ作品にはなっていません。
しかし、このストーリーは企画段階では存在していて、それを転用してコミックになっているようです。
そのコミックはデイブ・フィローニ氏が関わった内容が素材となっている為、もしかすると、このコミックの内容だけはこの年表に加えても良いのかもしれませんが、日本未発売・未翻訳の為、詳細は不明です。
皆様、大変お疲れ様でした!
なかなか文字情報だけでは把握しきれないかと思います。
この年表を参考に気になった話を見直して。スター・ウォーズ理解度をアップして頂けると嬉しいです。
この記事の後半では、クローン戦争が終わり帝国が勃興した後の歴史を語ります。
また、現時点での最大の謎にして、もしかすると重大な矛盾点が発生しているかもしれない事実を明らかにして見せます。
ご期待ください。
フォースと共にあらんことを!
ここから先は
¥ 540
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?