つながるための言葉
ワタクシのTwitterのフォロワーは1ケタ。
そんなとき本書の著者にフォローされ、何となく本書を購入した次第。
コピーライティングとは、
「伝えるべきことを、伝わりやすく伝える」
という目的芸術。
ある程度は練習でどうにかなるが、やはりセンスが重要とのこと。
ワタクシは何に関しても不器用。
センスという言葉からはほど遠い。
本書でもセンスが重要とあるので、センスありきの話だったらすぐに読むのをやめたであろう。しかしそうではなかった。
言葉を発する自分自身の分析、言葉を発して自分を伝える自己紹介やスピーチ、それを聞く相手に対する分析。
対象に対して愛を持ち、いかによい問いかけをし、よい反応を引き出すか。
つながるための言葉を紡ぐには、「準備」が最も重要。
確か武田信玄も、「戦の前に勝利を決せよ。矢を放つ、槍を合わすは事後処理にすぎん」って言ってた気がする。
ただ、いかに準備しようが努力しようが、それが相手に伝わるかどうかはわからない。むしろ伝わらないものだとわりきるのがちょうどよいくらい。
でも、伝えようと一歩踏み出すことが大事。
方法論や技術論の先に人に響く言葉がある。
もし自分に自信がないのなら、話し続ける、書き続ける、そしてその恐怖に打ち勝つしかない。
多くの錬成がそうであるように、数と量をこなさなければ先に進めない。
言葉にする、それがつながるための言葉を引き出す。
準備にせよ、伝えるにせよ、言葉にするにせよ、努力がものをいう。
センスよりも努力が大事。ここのところに励まされた。
自分は何者なのか?
言葉を発する、自分自身の分析。
自分への質問状という、本書に書かれた宿題をやってみることにする。
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