DoingとBeing
今日も、マインドフルネス関連記事です。
過去の記事はこちら。
これまでに、色んなところで「DoingとBeing」について話を聞く機会がありました。
聞くたび腑に落ちて気持ちがラクになった経験から、自分なりにこの2つについて、まとめてみようと思います。
DoingとBeingは、心の状態やあり方を表すもので、Doingモード・Beingモードと呼ばれたりもします。
Doingとは、自ら行動して何かを成し遂げようとしている状態です。
それに対してBeingは、あるがまま、そこに存在している状態を指します。
今の状態を否定も批判もせず、「いま・ここ」の自分をそのまま受け入れる。
何かをがんばって得ようとせず、執着していない。
マインドフルネスな状態そのものです。
決して、Doingがダメで、Beingが良い、という話ではありません。
赤ちゃんならともかく、子どもも大人も、自分で何もせずに生活をしていくことはできませんから。
人間にも欲求がありますし、その欲求を満たすために行動するのは自然なことですし、日々のするべきことをきちんとこなしていくことも、目標達成に向けて一生懸命に努力することも、大切なことです。
固定された状態があるのではなく、この2つのモードを行ったり来たりしたいるのが、本来自然であるそうです。
しかし、現代人は、Doingに偏り過ぎていて、Beingの方を大切にできていないことが多い、という事でした。
以前の私は、
結果が出なければ落ち込み、(ここまではあまり問題ないと思いのですが)
何かをして認められなければ、自分の価値がない。
能力が劣っている自分は、存在する意味がない。
だから自分はダメなんだ。
というように、自分ができなかったことや、認められなかったことを、自分の存在価値にまで結びつけて考え、自己否定してしまっていました。
今もそういう思考に流れていってしまうことがあります。
でも、本来、そこにいる
「あなたは◯◯できるから、いてほしいな。」
と言うのは、条件付きの承認です。(これも、言われたら嬉しいのですが)
「あなたは、一緒にいるだけで楽しい。意味がある。」
と言うのは、無条件でその人の存在そのものを承認しています。
何かができようと、できまいと関係なく、その人の価値は変わりません。
Beingの価値を認識すると、自分や周りを癒やすことに繋がっていくのではと思い、この記事を書きました。
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