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麻雀プロだったよ。番外:リクエストお題

 先日は、初の有料記事を書いてみましたが、そこそこ反響もあり書いてよかったとつくづく感じました。そんな購読者の中の一人に、昔からの付き合いの方が感想をくれました。

 名前は伏せますが「個人的にはMリーグについて思うことを書いてほしいです!見ていてこう思うとかシステム面とか!」というメッセージをいただきましたので、個人的に思うことをちょっと書きたいとおもいます。

 しかし前置きとして私は一度は麻雀界から離れた身です。プロ界隈の現状も知らなければ、Mリーグも毎試合見てるほどの有識者でもありません。一視聴者としての感想だと思って読んでいただければと思います。

Mリーグのルールについて思ったこと

 真っ先に思いつくのは、ペナルティ裁定についてですかね。前期のMリーグでは多くのペナルティに繋がる反則行為が露呈しましたね。一つは自動卓と普段のプロの習性が噛み合ってないのが理由だと思います。

 普通、リーグ戦などのプロの試合の場合サイコロの出目で親が自身で山を切り開いて牌を取っていきます。逆に、フリー雀荘とかの場合、ボタンひとつで手牌も第一ツモも来ている状態で親はスタートします。

 Mリーグはこれらのシステムのどっちも着かずな感じであり、配牌は勝手にくるけど親は第一ツモを山からとってこないといけません。そのため第一ツモを取り忘れて、少牌扱いとなりアガリ放棄のケースが散見しましたね。

 まぁ、こればかりは慣れてもらうしか・・としか言えないのですが、少牌はまだしも多牌したプロもいましたよねぇ・・。

 通常のプロの試合の場合、そして大抵の雀荘もそうだとおもいますが、多牌はチョンボです。少牌がアガリ放棄で済むのに、なぜ多牌だとチョンボと開きがあるのか?というと。少牌はどうあがいてもアガリに結び付けない状態なため、悪さできることもなくアガリ放棄なのですが、多牌はアガリに行けます。さらにその1牌多い牌を握りこめばアガリに近づくために有利に事を進めることもできてしまいます。そういったイカサマ行為に直結できてしまうので、チョンボなわけです。

 そこでさらに考えないといけないことが、視聴者の楽しみと放映されているというファクターです。最近、多井プロの話をよくyoutubeで見るのですがこないだ気になる話題があがってましたね。

 Mリーグのルールを変えられるなら・・?という質問に対しての回答です。あくまで麻雀を世の中を普及させたい視点としての意見だと前置きをしての回答ですが、「暗槓時に手牌を見せるべきでない」といった意見がありました。動画で多井さんの解説をきくと、とてもごもっともに聞こえますが、テレビ放映してるんだからズルするわけないからいいだろという意見はやっぱおかしいと思いました。

 これは多牌にも言えることです。TV放映してるんだから現行犯で分かるようなことやるわけないし、故意でない多牌なんだから裁量は軽くすべきなんだろうと思いますが、プロという看板を背負っている以上ありえないミスの部類の反則なのでチョンボが妥当だと思います。

 こんなこというと、絶対こう言ってくる輩に出くわします。

「そんなんじゃ映像的に白ける」

 こういう話をするときに他文化と比べがちなのですが、将棋を例にとってみましょう。例えばプロ棋士がNHKのTV対局で二歩をしました。

 結末はもちろんそのまま反則負けで終了です。だってプロの試合なんだから当たり前でしょ?まったくこれと同じレベルのことをMリーグはしようとしてるんだと思っていましたが、なぜ反則に対して甘いのでしょうね。

 あともう一点、多井さんは点数が複雑のままやってるのは麻雀広める気ないでしょという発言がありましたが、ルールが複雑ながらも流行っているゲームや種目なんて山ほどあります。それにリーチ麻雀としての文化を大切にしないのなら別のゲームとして世に広めてみたらいいんじゃないでしょうかね。私はリーチ麻雀保守派なので全く同意はできませんが、リーチ麻雀としての広がりを望まないのなら、多井さんみたいな考えがあっていいのではと思います。だけど、リーチ麻雀さんざんやってきている皆さんのありのままを見せずして、果たして将来プロになりたいと思う人はでてくるのでしょうかね

 あ、でも王牌は確かに意味わかんないので無くていいと思います。

閑話休題。

Mリーグのシステムについて思ったこと

 各団体が女性プレーヤーを抱えなければいけないルールはすごく良いと思います。男女比のあれこれはみなさん言う事ありそうですが、女性プレーヤーの夢が膨らむのは良い事ですよね。麻雀が女性に広まりきらない中、良い兆しになるのではないでしょうか。

 年齢制限を設けないのも麻雀の魅力ですよね。まさしく老若男女問わずプロとして活躍しているのを見せられます。ただ、その割には若手がいなさすぎるんじゃ・・。まぁこればかりは企業のイメージ戦略の方が麻雀の実力より勝るので仕方がないことですかね。サッカーのJ2見たく沢山のチームを誘致してリーグ制にすることは可能かもしれませんが、有象無象のチームが出来上がったり、それこそプロとしての質を保つのも難しくなりそうだから現実的では無いですね。

 そういえばふと某団体が自団体の試合に外ウマ(要は競馬みたいに誰が勝つか賭ける行為)をアンケート形式で興じていたのを思い出しました。Mリーグトトカルチョでもできれば、その収益も選手に還元できそうですかね。まぁ誰が胴元をやるのか不明だし、ギャンブルしてんじゃねーと怒られそうですけどね。

 赤一発裏有ルールの採用も大胆ですよね。これが競技ルールだったらまぁ盛り上がらなかったと思います。ここまで運が影響するル要素、それらがあっても麻雀プロの魅力を十分に見せられていますよね。

 現状のシステムにはなんざ文句はないので、ニコ生みたく配信時にAIの力を借りて解説に役立てるのは面白いのじゃないかなと思います。現に天鳳で活躍している麻雀AIもいることですし、AI文化の成長は著しいです。我々が途方もない時間をかけて、しかもそのすべてを覚えることなんて不可能なことをAIはできてしまうのだから、AIが人間を超えるなんて麻雀においてはすぐな気がします。ぜひAI解説の導入を!

加筆

 ふとMリーグのルールを見ていたら、レッドカード・イエローカードなんてのもあるんですね!サッカーみたい(笑)

 あと気になったのが第7章罰則の第5条:

(7)過度なため息やぼやきなど、相手を惑わす可能性がある言動が度重なる場合。

 既視感がありますが・・。ちなみにこれをするとイエローカード1枚で、2枚たまるとチョンボ扱いらしいです。

だとするとホーリーへの罰則厳しすぎ😿

以上!

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