わかる、ということ。

分かる

解る

判る

わかるはひとつじゃない

そこへたどり着くルートもひとつじゃない。

分かる　は知り、理解し、受け止めること

解る　は理解し、納得し、全体像をつかむこと

と私は感覚的に思っている。

私は、分かっても解らないことがとても多い。

それが苦しい。

「普通に分かるでしょ」

「読めば分かるから」

確かに分かる。分かるけど、

…解らないよ。

だから、動けないよ。

でも、動きたいから

聞くしかないんだよ。

だから、教えておくれよ。

そう言いたくなる自分に

そう言って解らないと

分かったことにできない自分に

腹が立つ。

腹が立つから

無理に分かろうとする。

解らない気持ちを閉じ込めると

気持ち悪い。そしてまた腹が立つ。

分かる人が解っているとは限らないことを知ってほしい。

そして、

解らない人は分かっても動けないこともあるのだと知ってほしい。

分かるために、動くために、聞くから

「分かれよ」と言って片付けないでほしい。

それだけで、とても救われるから。

もっと、あなたの力になれるから。

役に立てるはずだから。

わからない自分に腹を立てる誰かに

わかる希望を。チャンスを。助けを。

わかった先に見える世界は

きっと驚くほどにシンプルで

鮮やかになるはずなんです。