分からなかった自分を分からなくなる。
人から、何かのやり方を聞かれたときに
思わず、第一声で
「普通に」
と言っている人、いませんか?
私はこの言葉が苦手でした。
みんな なんで、
できない人の状態を分からないんだろう。
自分ができなかった時のことを忘れているんだろう。
けれど、この
「分からなかった自分を分からなくなる」
状態って、意外と当たり前にあるんだ と
知りました。
私は比較的、
分からなかった時のことを
覚えている「タイプ」だけど、
それでも忘れていることは
身近にあるなあと感じたので、紹介します。
それは、【漢字】です。
こどものえほんやきょうかしょって、よみづらいなあとおもったことありませんか?いちぶだけでもかんじにしたほうがわかりやすいのに〜とおもったことありませんか?
いかがでしょう。
けれど、これって
今の自分が、
漢字を「分かっている」からですよね。
「分かっている」人の普通は
「分かっていない」人にとっては
グーッと手を伸ばさないといけない困難なもの。
「分かっていない」人の普通は
「分かってる」人にとっては
不便で、面倒で、もったいないと感じるもの。
分からなかった自分を分からなくなる
これはみんなにあること。
けれど、時々思い出してみませんか。
分からなかった自分を。
恥なんかじゃない、
当たり前だったはずのこと。
分からない、知らない、知りたい ということ。