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chanhの種

ベトナムの屋台に必ず置いてあるもの、それがchanhだ。チャイン。ちゃいん。
皮は緑、中は淡い黄色で、ジャコウライムというらしい。日本のすだちよりも少し小さく、フィリピンではカラマンシーと呼ばれているそうな。レモンほど酸っぱくなく麺料理のフォーやミエン(春雨のようなもの)に爽やかな香りを与えてくれる、ベトナム料理に欠かせないものだ。

そのchanhの種の存在に、最近気がついた。
2口目ぐらいで、フォーにかけるでしょ?
種も入っちゃうでしょ?
その種、残さないで食べてみて。
しばらく温かなスープを吸った種って、もう硬くないのだ。つやつやぷるぷるしている。
味は苦いこともあるからあまり噛まない方がいいかもしれない。小さい頃、スイカの種を食べたら「お腹から芽が出てくるよ」と言われたから、いつかchanhが生えてくるかも。その時はその時だ。私は、軽く歯や舌で押して感触を楽しむ。

写真は、近所の市場のお気に入り「魚のミエン」 約75円。
嗚呼、屋台ごはん、美味すぎ。