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仕事でも別れが悲しいこともある
惜しい人をなくした。と言うと、勝手に殺すなと言われるかもしれないが、もう日常的に会わないのであれば、死んだも同然かもしれない。
多くの人が学校を卒業すると、一般社会において労働を強いられてしまう。私も大多数の一人であるため、一般的な企業に一般的な立場として、大多数と同じような人生を歩んでいる。労働に勤しむことは、生きるうえで非常に大切で、数千年前はこれが狩りであったり、稲作であったりした。それぞれ
列車と車窓とまどろみと
窓の外を眺めると、木々に隠れてコンクリートが通り過ぎていく。いつも列車に乗ると不思議な気持ちになる。乗る瞬間というよりは、降りたくないという気持ちだろうか。ある特定の場所に入るとき、緊張を感じることもあるだろう。私にとって、列車は入るときより出る直前の気持ちが他と異なるように思う。
見た目としての構造は、飛行機や自動車などと異なり、長方形の立体だ。この造形も個人的には気に入っている。天井と床を除
与えられる不快感と根源的な問題
著しく困ることはなにか。不快な思いや気持ちが募ったことで、それを口に出すことが許されないことだろうか。実際に生きている家庭の中で、どれほどの言葉を噤み、飲み込んできたのか数えることも難しい。
我々の生きているこの世界では、思ったことをすぐに言葉にすることは、勧められていないだろう。その理由がわからない人もいるが、これがまた致命的だ。いわゆる空気を読むという感覚となるのだが、その場の状況を鑑みるこ
止まらず転がり、止まるべきか考える
人生百年時代とは、どこから流れてきた言葉なのだろうか。百年、一世紀、生まれたての子どもにとって見れば途方もない時間かもしれない。言い方次第では、オリンピックが25回分といえばなんとなく短く感じるかもしれない。
時間という概念自体が、人の作り出した、自然環境には存在しない概念であることから、この百年や一年一年の時の流れは、人によって異なる。個人的には、百年という期間は、長く、重く、深いものに感じてし
音楽を聞いていて見えてないなかった
時代だろうか、特に学生時代は授業と在宅時以外は、常にイヤホンを耳につけて、音楽を聞いていた。お気に入りのものから、知らない曲まで様々だ。曲の種類などを問いたいわけではない。
イヤホンで聞いていた音楽は、私にとって次第に煩わしいものとなっていった。端的に言うと、耳がつかれたということだろうか。耳がつかれただけではなく、長時間音楽を聞き続けることに価値を感じなくなってしまった。常にあり続けるものや、