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何通りの道

この写真を見たときに
道は何種類見えましたか?

「道」というキーワードだけ。
人が歩く道
車道。
他。

あなたの感覚次第でどの道を感じましたか。
横断歩道だけ?


見えている情報は自分で決めている

いろんな選択肢がある中で
自分の経験や感じ方で
抜き出す答えが決まってきます。

写真を撮ることが増えてから
特にそれを感じるようになりました。
シャッターを切る瞬間
見えている世界から映像を切り出します。
出てきた作品からさらに
自分の意図と違うものを除いていきます。

自分の見えている世界も同じ

映像だけでなく全身で感じていることの中から
自分が欲しい情報だけを
選別しているんです。
この瞬間もずっと。

この文章を読んでいる今も
僕が何を言いたいんだろうって
感じながら読み進めようか選んでいます。
自分にとって興味があるかないかだけ。

嫌々でも読んでいるということは
何か気になることがあるんだと思います。

無意識の間引き

いつもと同じ道を歩いていても
これまで気づいていなかったことが
ふと目に留まることがあります。

結構重要なことでも
自分が必要でないと感じている時は
見えていても脳が情報量を減らすんだと思います。

脳が生命維持に必要なこと以外を
勝手に減らしてくれています。
脳は燃料消費が激しいので
体が疲れている時は
極端に感じられる情報量が減ります。

それでもふと新しい情報を感じたということは
脳に十分な栄養と酸素が届いているか
生命の危機を感じているかのどちらかです。

危機感をコントロール

日本で生命の危機を感じることは
割と少ないと思うんです。

疲労やストレスを感じていても
本当の生命の危機を感じることは稀です。
だからこそ脳が情報を取り入れる能力を
減らしているんだと思うんです。

生命を危機にさらす必要はありません。
少しだけトレーニングすることで
脳が活性化できます。

見えている世界の基準

自分の中での危機を感じるポイントは
みんな違います。
危険に対しての挑み方も違います。

最初の写真の見えている道の数みたいなものです。
例えば横断歩道の先の信号が赤になっているのを
横断歩道を渡れないと判断するか
今は進めないけど青になれば進めると
捉えるかで道の数は変わりますよね。

今の自分にできること。
未来の自分にできそうなこと。
進むことができないと感じること。

道が見つからなければ

僕は道がなければ方角だけ決めて進んでみます。

道がないと感じることはよくあるし
道があってもその道を進みたくないと感じることも
多かったです。
止まることが危険回避だと感じることもあるけれど
僕は事態が悪化することの方が多い気がします。

進まなくても何かの行動をしていれば
次の行動に移りやすくなります。
未来を考えているだけでも良いです。

あなたにとって最初の写真の印象は変わりましたか?
何かの行動のきっかけを掴んでくださいね。


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