#76 自由瓶花 盛花傾斜型 2022/10/12
自由瓶花
〈花材〉
・ドラゴン柳
・石化鶏頭
・モンステラ
・自由なので寸法や角度を気にせず、それぞれの花材のバランス、力、向きなどを意識して生ける。
・ドラゴン柳は溜められる花材なので、力の方向のバランスを見て枝を作る。
・モンステラが3枚あるので、見せる面の大きさ、表裏の向き、葉先の向きがそれぞれ異なるようにバランスを調整する。
⇒今回は1枚を一番手前に正面から少しずらして、1枚を少し長めに斜め後ろに、もう1枚を石化鶏頭の赤の後ろに来るように挿れた。
・石化鶏頭は石化している部分が見せ所なので、花の向きと同時に石化部分を見せることも意識する。
盛花傾斜型
〈花材〉
・蔓梅擬き
・菊(アナスターシア)
・小菊
・中間高の蔓梅擬きの先端は主枝と花器の交差する点の上に来ることを意識する。
・客枝となる小菊は1本を客枝の基本の長さにし、1/2の長さのものを一番手前に、2/3の長さのものを奥に挿し、三角形を作る。
・小菊は花を剪定して小菊の中に空間を作る。
・最後に剣山が気になる箇所がある場合は、蔓梅擬きを主枝・副枝間に1本、低めの穴スターシアの下に1本挿れる。
・アナスターシアは葉が弱いので、花展などでは菊の葉を別に用意することもある。
思ったこと・感じたこと
おそらく久しぶりに生けた自由瓶花は迫力のある花材たちで生ける前からわくわくした。自由とは言っても前までは意識できなかったモンステラのバランスや全体のバランスを考えた鶏頭の赤の挿し位置を考えることができたと思う。ドラゴン柳の枝の作り込みにもう少し拘れたらよかったな〜。
石化鶏頭という大きな鶏頭を見たのが初めてで、”脳みそ”みたいと言ったら先生にはその感想が新鮮だったみたいで後日会った時にもその話をされてしまった😂
盛花は残り15分くらいだったが割とささっと挿れられた。小菊の使い方や中間高の先端の位置などまだできていないことはあるので、基本を覚えられた今後はバランス感を身に付けていきたい。