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季節感

早いもので、もう1月が終わってしまった。気分はまだまだ12月だ。いい加減に年を越したい。
年末の大掃除はしたものの、年末年始の帰省はしていないので、いまいち年末感も年始感もなく、大晦日も10時くらいには寝た。小学生みたいだ。
そんな感じで我が家には季節感に乏しいのだが、節分はした。といいつつ寿司を食べに行っただけである。鉄火巻きを太巻きの代わりにしてサーモンやらマグロやらを食べた。やっぱり季節感はなかった。おいしかった。
家族の中で唯一、子どもだけが季節感を持って日々過ごしている。書き初めも正月遊びも、豆まきもしているのである。その度に凝った製作物を持って帰ってくる。もちろん、息子も頑張ったが、凝ったのはやはり先生方だ。本当に頭が下がるおもいである。
2月になって、もうすぐ3月、すぐに4月がくるだろう。息子の保育園は小規模保育園で、息子は最終学年である。0歳からずっと面倒を見てくれた、大好きな先生ともお別れで、今のうちからもうすぐ保育園は卒業だよ、と言い聞かせている。本人ももうわかっているらしく、知ってるよ楽しみだよ、と元気に返してくれる。ママも楽しみだけど、やっぱりとても寂しい。
先日、豆まきに使った鬼のお面を持って帰ってきた。鮮やかな緑のお顔の鬼は、怖い顔をしていて、息子は怒ったときにそれをかぶって怒りを表現するようになった。私が怖いよ、と伝えると、優しい鬼だから怖くないよと言ってくれる。そっかーといって安心していると、ガオー!と脅かしてくる、いたずらっ子な鬼だ。
きっと数年後には、保育園に通っていたことすらおぼろ気になるんだろう。それでも息子が、先生方やお友だちに囲まれて過ごしているのを見ることができたことが、何より嬉しい。


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