Sheffieldで救急車搬送に付き添った話
できれば、一生お世話になりたくないものの一つに救急車があるが、それになんとイギリスでお世話になることになったのでした。
それもタイミングの悪いことに、Sheffieldに来てからたったの3週間。
Sheffieldで緊急事態に冷静に対応するはおろか、普段通りの行動をするのもやっとな日々に起きた出来事でした。
第一弾:早朝の救急車
ある日、早朝に廊下で騒がしい声がしてたので、外に出てみると廊下にうずくまっているフラットメイトがいて声を出すのもやっとな状態でいました。それが起きたのが朝の5:00ごろだったので、病院に行く唯一の方法が救急車しかなかった。
ただ、救急車を待っても暮らせどやって来ない。日本でもあることですが、救急車に電話した時点で、「20分後くらいに着くと思います。」との回答。実際にもそれくらいかかった記憶があり、Uberで行った方が早いんじゃないかとなったくらい。もはや救急車の存在価値...
4人共同のフラットに住んでいるので、体調が悪くなった子を除く3人で寮のセキュリティの人に助けを求めたり、救急車を電話で呼んだりしたのですが、救急車で付き添いできるのは一人しかダメ、と救急隊員に言われたのでその日授業がなく暇だった私が行くことに。
びっくりしたのが、救急隊員の対応。救急車に乗ると病人のフラットメイトに「はい、そこ横たわって」と素っ気なく言い、彼女が「横たわると痛みがひどく感じるから普通に座ってもいいか」と聞くと、面倒くさいこと言うなというような顔で「だめ、横たわって」と優しくない対応でした。
(夜中ずっと働きづめで疲れていたというのは十分に考えられる話ではある。)
病院にようやくたどり着いても、お医者さんに掛かるまでに長いこと待つことになったりと日本と同じような救急病院のシステムでした。いつ何時もたくさんの患者を抱えていているなどの問題って日本だけじゃないんだな、と。
第二弾:イギリスの裏側を垣間見た夜間救急病院
朝に病院で薬をもらい良くなったと思った彼女の容体でしたが、23時ごろ再び体調が悪くなり、病院に行きたいと希望したので再び病院に行くことに。
その時間はもう救急病院しかやっていなかったのですが、今回はUberで行くことに。
24時くらいに病院に着いたのはいいものの、そこにはお医者さんに診てもらうために待っている沢山の患者さんで溢れていました。受付でどれくらい待つことになりそうかと聞くと、なんと3時間との回答。
予想外の回答にびっくりしてしまいましたが、待つ以外にできる事はなかったのでひたすらに待ちました。
結局お医者さんに診てもらえたのは4:00。そして日本も同じですが、お医者さんができる事といえば薬を出す事しかできないので、処方箋を出してもらって帰路につきました。
おまけ:Sheffieldの救急病院
もし、これを読んでいる方がSheffieldに住んでいる、またはこれからSheffieldに留学する!という人へ。
Google Mapなどで調べると大抵の病院が24時間営業と書いてありますが, それは救急患者対応OKというわけではないのでご注意を! 私たちも家から近い病院に行ってみましたが、診てもらえませんでした。
夜間に診てもらえる病院は私が知る限り以下の病院のみです。
Northern General Hospital
Herries Rd, Sheffield S5 7AU
この情報が活用される機会がないことを祈りつつ、万が一の時にお役に立てれば...