保育園児ワーママ、フルリモートからフル出社に変える
出社か、リモートか。
出社・リモート論争はすでに議論し尽くされていて、今更論じるまでもないのですが、私は転職を機に、約3年のフルリモート生活に終わりを告げ、フル出社に変えています。
現在、4歳と3歳の子どもを抱えるワーママの実体験として、ご覧いただけるとうれしいです。
フルリモートからフル出社に変えた理由
結論は、以下です。
・30代は研鑽のラストチャンス。どんどん赤入れをしてもらいたかった
・日に日に狭まった視野を広げ直したかった
・家事育児がべったりでストレスだった
・自分の幸福度向上には人との対話が必要だった
・心身の健康のためには適度な運動、日光浴が必要だった
30代は研鑽のラストチャンス。どんどん赤入れをしてもらいたかった
年次を重ねると、厳しい指摘や注意を受ける機会が減ります。
私は前職で産・育休をはさんだり、組織の方向性が変わってしまったりして、ライターとしてやり抜けていませんでした。
振り返ると、完全にマミートラックだったと思います。
だから30代のうちに、研鑽し直さないと後悔する気持ちがあったのです。
ただ、子育て中は、長時間労働ができません。
人によっては、ここらで独立する人もいるのでしょう。
もちろん私も考えました。
考えた上で、私はまだ会社員がよさそうと決め、複数のライターがいて、その中にはベテランさんもいて、たくさん赤入れをしてもらいつつ、対面でのフィードバックを重視した環境に身を置くことにしました。
日に日に狭まった視野を広げ直したかった
フルリモートでは自然に見聞きする情報が減るので、どんどん自分の視野が狭くなっていきました。
「井の中の蛙」を体現していたと思います。
外にいれば、街にある広告、行き交う人々の様子、移り行く季節感、世相を反映した街並み、電話の会話、ランチの雑談等々が、自然と入ってきます。
「ノイズ」ととらえる人もいるでしょうが、それらがアイディアや気付きの種になることもあると思っています。
家事育児がべったりでストレスだった
始業5分前まで洗濯物を干す、昼休みに料理する、子どもたちは遅寝遅起きになるなど、仕事の前後は家事まみれでメリハリをつけるのが難しかったです。
部屋の散らかりなど、家事が中途半端だと仕事に集中できなかったので、毎日追われていました。
出社にしてから、子どもたちも「ママ、会社行くの?」と理解したようで、少しばかり保育園に行きやすくなった気がします。
自分の幸福度向上には人との対話が必要だった
ウェブ会議やチャット経由でも、仕事に支障はなかったのですが、対面とは感覚が違いました。
行間を読もうと試みるも時間がかかったり、誤解していたり、深く入り込めなかったり…。
私は会って話したほうが、心が動いたり、新しい視点に気付いたりする。
内向的ですが、そのほうが性に合っているようです。
自分のご機嫌取りのためにも、外に出て、何気ない会話を大切にしてみることにしました。
心身の健康のためには適度な運動、日光浴が必要だった
健康維持には1日8000歩が推奨されているようですが、リモートワークの日は平均3000歩でした。
出社を始めて、8000~10000歩になってきたので、割とちょうどよい運動量だと感じています。
暑い日は大変ですが、太陽に当たれるので、それも心身の調子を整えるのに一役買っています。
ここ最近は睡眠の質が下がっているので、これで少しは改善できればとも思います。
通勤しながら読書やVoicyなどでインプットもできています。
どちらもメリット・デメリットはある
当たり前なのですが、、、出社もリモートも、メリットとデメリットがあることは自明でしょう。
私としては、子どもが病弱な3歳まで、フルリモートの環境下で仕事ができたのはとても幸運でした。
急なお迎えや受診もすぐに行けて、感染症の待機期間も休みを最小限にしてやりくりできました。
じきに子どもの生活リズムが変わるので、自分の気持ちや働き方も変わるのかもしれません。
転職先の同僚にあたる子育て中の方は、キャリアはもちろん、お子さんは小学生~大学生まで、人生の大ベテランが多く、本当に刺激を受けています。
(同様に年下の方にも毎度感心してしまいます)
不登校や受験などの重いテーマも、それぞれ試行錯誤されていらっしゃって、尊敬しかありません。
今まで意外と中学生以上のお子さんがいる方との接点が持てていなかったと気付きました。
そういった出会いがあったのも、出社の醍醐味です。
子どもとはつい定番の過ごし方をしてしまっているのですが、今回の変化を機に、知らない世界を知る楽しさを伝えていけたらいいなあと思っています。