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ワーママの「働く」を考える
8時間×週5日という働き方ができなくなって久しくなります。
子どもが産まれてから6時間から8時間の間をウロウロし模索し、何度も勤務時間を変えました。
過去:正社員
6時間×週4日リモート×週1日出社
7時間×週5日リモート※半年に1回出社
8時間×週5日リモート
今:パート
6.25時間×週5日出社 ※事情次第でリモート
今の私にとってはちょうどよく、半年続いています。まずは、ありがたい今の環境に感謝。
とはいえ、もはや8時間勤務に戻る自信がなくなっており、パートの収入だけでは心もとないのに副業の時間が捻出できない焦りもある。
ワーママの働き方について、直近のインプットから思うことがあったので、書き残しておきます。
仕事半分+好きなこと半分を毎日繰り返すのはアリ
尾石晴さんのエッセイ本で、村上春樹さんのタイムスケジュールを知りました。
午前中に5〜6時間執筆して、午後は運動や好きなことにあて、一定のルーティンを365日続けているとのこと。
これは割といいんじゃないかと、直感的に思うところがあって。
・原稿仕事は1日6時間くらいが集中力の限界
・1日のなかでリラックスタイムが十分取れる
・土日も同じようにすることで一定のリズムが保てる
会社員の8時間は長いうえに平日できることが限られ、土日で崩れるリズムの立て直しが大変、といった細々したストレスが一気に解消しそうな気がする。
今後の生き方の1つとして、参考になりそうです。
「べき」「ねばならない」にとらわれない
OURHOME EmiさんのVoicyですごく共感する話がありました。
内容はキャリアに悩む相談者さんのQ&Aです。
相談者さんの状況や気持ちには共感することも多く、ここ最近、自分自身も思い込みの枠にはまっていたと思い返します。
・子育て中はフリーランスがいい
・副業したほうがいい
これらの思いは自分から湧き出たと思っていたけれど、周りに流されていた部分も大きかったのではと思い始めました。
Emiさんの「もっと働かなければならない、もっと貯金しないといけない、これって、本当にそうなんですかねー?」という問いかけが、すっと入ってきました。
でも自分がチャレンジしたいこともあるので、改めて目標を明確にしてやっていこうと思います。
主婦が資本主義を支えていたという気付き
どのようなかたちであれ主婦という立場になったすべての女性に読んでいただきたい本と出会いました。
なぜ主婦になると家事・育児をしていても「家で遊んでいる」と言われるような扱いなのか。
この問いについて、マルクスの『資本論』をはじめとした社会学系の書籍から、著者の実体験とともに言語化している本です。
著者は韓国の方なので、日本とは違う部分もありつつ、かなり共感するフレーズが多かったです。(むしろ韓国のほうが男尊女卑や家族主義的な雰囲気が強そう)
印象に残っているのは、以下のくだり。
経済学は徹底して「男性」を基本値とする学問だ。そのため、ニュースに出てくる株価の動向、経済予測、国民総生産といった公式的な数値からは女性が家庭でおこなう労働が排除されている。公式的な領域に女性がおこなう仕事が含まれていないため、女性の労働は見えなくなり、それをおこなっているはずの女性は「家で遊んでいる」と言われることになる。
15冊から読み解く家事労働と資本主義の過去・現在・未来』
著者によると、資本主義を成り立たせているのは働く夫ではなく、その夫を無償の家事労働で支える主婦がいるからとのこと。
資本主義は労働者と資本家という2つの軸からなるものではなく、労働者と資本家と再生産者(女性・自然・植民地)という3つの軸からなっている。
15冊から読み解く家事労働と資本主義の過去・現在・未来』
個人的に資本主義の限界を感じるところもあって、こういった要因が絡んでいたのかと、とても興味深い内容でした。
家事・育児は、お金やお礼という報酬が返ってこないことが多いので、徒労を感じる方も多いと思います。
でも、主婦がやっていることは仕事同等、もはやそれ以上の価値を生み出しているかもしれないという希望が持てるインプットでした。
生命を産んで育て、世話をすることのどこが、会社に就職して誰かに根本的に必要でないものを買わせようと躍起になることより価値が劣るというのか。
15冊から読み解く家事労働と資本主義の過去・現在・未来』
ライス30時間・ライフ8時間程度のスタイルを目指す
結局、自分はどうしたいかというと、
ライスワーク:週30時間
ライフワーク:週8時間
くらいが、ちょうどいいのではないかと思っています。
理由
・ロングスリーパーのため8~10時間寝たい
・本業で社会保険に入れていると安心
・来年子どもたちは年長と年少なので、保育環境は変えずにいたい(条件変更による転園や退園を避けたい)
・2026年には小1の壁が待っている
私は基本的にズボラなので、家事や育児からの逃げとして仕事を続けている側面があるのも事実です。
それなら、と出てくる案が
・週5日×8時間×出社
・週3日×6時間×扶養内
と、2極化する時代はとっくに過ぎ去り、総フリーランスのような時代が来たなと思っています。
特に8時間労働は産業革命からのレガシーなのだから、まだ残っていること自体がすごいと思う。子育てしていようがいまいが、働く時間の最適値は個々で違って、それでいいと思います。
多忙で3ヶ月間休会していたSHElikesに復帰したので、ビジョンマップからの出直しです!
子どもたちは進級を自覚し始めたのか、自分の身の回りのことを完結できることが増え、ちょっとずつ楽になってきた実感があります。
時間の使い方は、生き方そのもの。心地よく整えていきたいと思います。