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#035 難易度を下げる方法|プロジェクト成功の研究日記

こんにちは。management studioの吉見です。
以前にプロジェクトの難易度が決まる性質について記事にしました。

プロジェクトの実務では、いかに難易度を下げられるかかが成功に不可欠です。

技術の不確実性 × 要求事項の不確実性

プロジェクトの難易度を決めるのはこの掛け算です。ステーシーマトリクスという考え方ですが、プロジェクトの本質が不確実性との戦いだということがよく分かりますね。

つまり、難易度を下げて不確実性をどれだけ排除できるかが勝負だということです。

不確実性の排除は、プロジェクトを進めながら実行するにはリスクが伴います。時間の経過とリソースの消費が起きるからです。いわゆる手戻りですね。

小さな検討に時間をかけて、あたりがついたら素早く実行する。

プロジェクトの難易度を下げるにはこれに尽きます。

進めながら改善するという発想は、想定と現状を比較した時にどう軌道修正するかという問題なので、そもそも計画や仮説設定が無いと無謀なチャレンジになってしまいます。

不確実性が変わっていないのに推進するということは、難易度が高いまま正面突破しようとしているようなものです。

プロジェクト型業務の改善プロセスは、まず技術的な不確実性と、要求事項の不確実性の現状分析、レビューを行うことからスタートします。大体のケースでは、いずれかに問題があります。

技術的な不確実性が高い場合は、必要なスキルが足りていないという人的リソースの問題があったり、技術検証のプロセスが抜け落ちていたりします。

一方で要求事項の不確実性が高い場合は、言語化ができていなかったり整合性が低かったり、しっかり吸い上げができていなかったりします。

打ち手は様々ですが帰結するのは結局、どう実現するか?何を実現するか?が曖昧なこと。

そういう視点で振り返ると炎上から抜け出すヒントが見えてきます。

management studioでは、プロジェクト型業務の分析レポート作成や改善プロセスづくりのサポートをしています。もしお困りの際はお気軽にご相談ください。

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吉見周平
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