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#034 リズム感のいいプロジェクト|プロジェクト成功の研究日記

こんにちは。management studioの吉見です。
プロジェクトの推進には善し悪しがあります。いくつか要因はありますがそのひとつが物事の検討や意思決定のサイクルが定期的に起きるかどうか。

プロジェクトがスムーズに推進しているときには、プロジェクトにいいリズム感があります。

このリズム感の作り方は正直、直感的なセンスによるところが大きくプロジェクトマネジャーの力量によって大きく分かれます。

音楽でもデザインでもいいものにはいいリズムがありますが、個性やセンスがオリジナリティによって生まれる魅力や差別化の要因でもあります。

ただし、人間がいいと感じる音楽やデザインに一定の再現性のロジックがあるように、プロジェクトにおいてもスムーズな推進を生むリズム感をつくるためのポイントがあります。

プロジェクトでリズムを生み出すのはタイミングと抑揚です。

このポイントを意識するかどうかだけでも、推進のスムーズさは大きく変わります。

プロジェクトは時間軸の中で進むので、タスク処理にしても検討作業にしても意思決定にしても、最適な時期があります。

あまり早すぎても具体的な議論にならなかったり、反対に遅いと手戻りになって雰囲気がギクシャクしたり、プロジェクトに関わったことがある人ならそういう経験はあると思います。

最適な時に最適なアクションを起こす。それがタイミングの重要性です。

一方で、プロジェクトは同時並行でいくつか物事が動きます。そしてそのすべてが0か100かで動くわけではありません。

またプロジェクトにとって重要なことと、そうでもないこと、時間をかけた方が価値に繋がることと、時間をかけても効果が薄いことが混在します。

同時並行する物事の中で、何にどのくらいの時間や労力を割くか。これが適正に判断されているとプロジェクトの大事なポイントを中心に抑揚が生まれます。

プロジェクトのミーティング、指示や連絡、作業管理など、様々なシーンでタイミングと抑揚を意識することがリソースの最適化につながり、無駄のない質実剛健なプロジェクト推進となります。

「いつやるべきか?どのくらい力をかけるか?」

問いに対する戦略的な方針策定はセンスや経験がいると思いますが、まずは問いを立てることからスタートすることが重要です。

教科書には出てこない現場の気付きからくるtipsのようなものですが、実際にはこういう工夫の積み重ねがプロジェクト成功には不可欠ですね。

management studio
吉見周平
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