独創性とは、今までに誰も言わなかったことを言うことではない。自分自身の考えていることを、ありのままに言うことである。(ジェームズ・スティーブンズ)
【考えるヒント】
私たちは、人間関係に縛られているから、中々自分の意見を素直に言うことが難しい。必ずと言って良いほど、誰かに気を使って、誰かの顔色を窺って、発言してしまう。誰も傷つけないように、誰も気に障らないように、無難な発言をして、自分の責任を回避しようとする。
しかし、その配慮が実は、現実を良くすることにブレーキをかけてしまうのだ。もし、現実を良いものにしようとするなら、自分の感じている現実の問題点を素直に言うことなのだ。もし、素直に自分の感じていることが発言出来たら、今までの関係性は、打破されることになる。その結果こそ、独創性なのだ。なぜならば、誰も成し得なかった発言だからだ。
現状に問題点があるなら、自分の感じたことを素直に言うことだ。その発言の後に、どんな波風が立っても気にしないことだ。それが、本当に現実を変えることに役立つなら、そうすることだ。私たちは、現実をより良くしようとして生きているのだから。
【考えるヒント・今日の言霊】
2020年11月11日(水)VOL.5070
作者:中土井鉄信(合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツ代表)