ないものねだりではダメだ。手元にあるものこそ、ないものを補う最大の道具なのだ。
私たちはないものねだりをしてしまう癖がある。ないものをどうしても欲しいと思ってしまう。それがなければ、何かが埋められないと考えて、ないことを理由にして、手元にあるものを使わないのだ。
このような考えでは何もできはしない。ないものを望み、あるものをあるだけにしているからだ。そのような考えを転換しなければならない。あるものこそ、ないものを補う最大の道具なのだ。あるものしか使えないのだから、あるものをどう使うかを考え、ないものがあるようになったら使い出せばよいのだ。ないものを前提に新しいことをしてはいけない。あるものを前提に、今までは考えられなかった組合せで、ないものの代替をすることだ。
与えられたものでしか、与えられないものは作れない。ないものねだりではダメだ。あるものでないものを形にしよう。