うまく立ち回る人間より、自分の信念を通す人間でいたい。
「要領よく」という考えは、人生を意義あるものにしてくれない。(藤原東演)
【考えるヒント】
要領よく何かをするということは、要領よく何かを創るということと同じだ。そう言い換えたら、どうだろう。要領よく作られた何かは、長く使えるものになるだろうか。歴史に残るようなものになるだろうか。記憶に残るものになるだろうか。多分、ただ消費されて終わるようなものになってしまうだろう。
人生も同じで、要領よく生きてきた人生は、消費されるだけの人生になってしまうはずだ。だから、要領よく生きることはない。頭をたれて生きることはない。現実にぶつかって生きることだ。ゴツゴツした人生を生きることだ。その方が、自分自身が磨かれていくはずだから。
うまく立ち回る人間より、自分の信念を通す人間でいたい。
信念を現実にぶつけながら、生きていくことだ。要領よく生きないことだ。後々、何も得るものはないのだから。
【考えるヒント・今日の言霊】
2020年9月10日(木)VOL.5026
作者:中土井鉄信(合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツ 代表)